人気歌舞伎俳優が再び大ピンチだ! 4年前、トップ芸妓との不倫騒動を起こした歌舞伎俳優の中村芝翫(55)が、今度は一般女性(32)と不倫していると、7日発売の「週刊文春」にすっぱ抜かれた。かつて妻でタレントの三田寛子(54)に叱責された反省はどこへやらだ。しかも、前回は芝翫(橋之助=当時)自身が会見を開き、三田も報道対応をしたが、一報が伝えられた6日は2人ともダンマリ…。その舞台裏には、不倫もさることながら、芝翫の2度にわたる〝自覚のなさ〟があるという。

「家内からはきつく、きつく叱られました。胸が張り裂ける思いでしょう。女遊びはよく芸の肥やしと言われますが、そんな甘い覚悟ではいけませんね…」

 前回不倫が報じられた際、会見を開いた芝翫はただただ反省の弁を並べ続けた。あれから4年、再び不倫騒動が勃発したから大変だ。

 文春によると、今回の女性Aさんは米女優アンジェリーナ・ジョリー似の自称FXトレーダー。芝翫とは十数年前に出会い、関係が深まったのは昨年夏からだという。

「もともとAさんは中学時代から歌舞伎の大ファンだったそうです。大阪在住ですが、東京の歌舞伎座で公演があるときは、出待ちするほど。4年前の不倫騒動のときの相手がトップ芸妓だったように、芝翫さんとしては歌舞伎の世界をよく理解していて、会話を楽しめる女性に男心をくすぐられるようですよ」(テレビ関係者)

 前回と同様、夢中になったら、忙しい仕事の合間を縫って逢瀬を楽しもうとするのだから、Aさんもうれしくないはずはない。昨年11月に京都でテレビ番組の収録があれば寸暇を惜しんで京都で会い、同12月に東京で仕事があれば、芝翫はこっそり自宅を抜け出してAさんのホテルにしけこんだという。同誌が2人を直撃すると、双方不倫関係を否定し、代わりに三田が180分にわたって釈明している。

 現在、芝翫は歌舞伎座で行われている「初春大歌舞伎」に出演中。6日に不倫報道が明らかになると、マスコミ各社はすぐさま歌舞伎座に集結した。ところが、終演後は送迎車に乗ったまま、報道陣への対応はなし。

 本紙は自宅にも行ったが、事務所関係者が「今日は2人(芝翫と三田)とも帰ってきません」とにべもなかった。前回はすぐさま芝翫が会見を開き、三田も取材に応じたのとは大違いだ。

 この違いについてある歌舞伎関係者がこう指摘する。

「前回と異なるのは、Aさんが芝翫に240万円もする鏡台をプレゼントするなど、タニマチ的な側面があるということです。歌舞伎役者にとってタニマチは大事にしなければならない存在。『ひいき筋だから』と言われれば否定はできませんからね。あと、現在は公演中なので27日の千秋楽を待って対応するかもしれません。もちろん、三田さんは怒っているでしょうけど…」

 問題なのは不倫もさることながら、このコロナ禍で東へ西へと逢瀬を重ねていることだ。昨秋から新規感染者数が爆発的に増えている今、非難する声は当然ながら少なくない。

 梨園関係者の話。「コロナによって大打撃を被ったのは歌舞伎界も例外ではない。女遊びはともかく、これはいただけないでしょう。昨年通常通りに公演ができたのは1月と2月だけで、百数十億円の損失といわれている。役者もスタッフも大変なんです。しかも、4年前に不倫が発覚したとき、当時橋之助だった芝翫は、襲名が目前に控えていたんです。なので『もう少しタイミングを考えろ。自覚がないのか』と激怒する人もいた。今回も大事な時期に変わりはなく、やはり歌舞伎界を背負う自覚がないとしか言いようがない」

 芝翫は江戸時代から約200年続く大名跡。現在八代目の当代は、歌舞伎界をけん引しなければならない存在だ。ダンマリを決め込むのではなく、自らの口で説明する必要があるかもしれない。

【中村芝翫・4年前の不倫騒動】2016年に芝翫の不倫疑惑を報じたのも週刊文春だった。お相手は「市さよ」という名前の30代半ばの京都の芸妓。「1か月待ちは当たり前」という人気ぶりで、忙しいスケジュールの合間をぬって2人が週3回ホテルで密会している様子が報じられた。

「1995年に京都の先斗町でデビューしたさよは確かな芸の技術と気立ての良さ、そして愛くるしいルックスでタレント活動もしていました。GMK48(舞妓48)なるユニットまで組んでいました。先斗町のキャプテンでしたね」(関係者)

 謝罪会見が急きょ行われたが、その会見で芝翫は女性との関係について「私の不徳の致すところでございます」などと繰り返し、不倫については言及を避けた。

 三田は芝翫を厳しく叱責したものの、離婚はしないと明言し、妻として芝翫を支える姿を見せたことが話題となった。