1日に放送された「芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2021お正月SP」(テレビ朝日系)が、年末年始(12月28日~1月1日)の民放番組で視聴率1位を獲得して話題になっている。なかでも歌手のGACKT(47)が連勝記録を65に伸ばす快挙。まさに〝一流芸能人〟の面目躍如といえるが、番組を離れるとなぜか〝目利き〟に失敗することが少なくない。そのワケとはいったい――。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 自ら指名した倖田來未を従え、ワイン、かに、四重奏の問題を全問正解したGACKT。昨年のパートナーの「ゴールデンボンバー」鬼龍院翔とは違って、倖田も全問正解した。いつの間にやらGACKTはお正月の〝顔〟となっており、番組世帯平均視聴率は昨年より1・6ポイント増えて22・8%(2部)を記録した。

 一流を知る芸能人の中でも随一の目利きなのだが、ビジネスとなるとどういうわけだか失敗も目立っている。

 昨年末にはカリスマホスト・ROLANDと組んでブランド「G&R」を立ち上げるも、すぐにデザインのパクリが発覚して販売中止となり、謝罪に追い込まれた。

「プロジェクトを主導したのはGACKTで、運営会社も自身の知り合いを連れてきた。先輩に誘われて参加したという形のROLANDは、すぐさま言い訳なしの謝罪をして契約を解除した。あまりのズサンさに、あきれてすぐにプロジェクトから降りたのです。一方のGACKTは、運営会社を叱責した上でチャンスを与えるとしています」(芸能関係者)

 GACKTのビジネスが世間を騒がせたのはこれが最初ではない。

 最も有名なのは、2018年に上場した仮想通貨スピンドルだろう。別名「GACKTコイン」と呼ばれるほどコアメンバーとして関わってきたが、上場後に大暴落。ほかにも様々な問題が噴出し、結果的にGACKTはプロジェクトから外れた。

「価値が大きく下がってしまい『GACKTを許さねえ!』と怒り狂っている人もいました」(前同)

 それら以外にも大なり小なりスキャンダル報道がなされてきた。

「良く言えば好奇心が旺盛。悪く言えば、怪しい儲け話にも『これはいける!』とばかりにすぐに乗ってしまうので、危なっかしくて仕方がない。ほとんどの人が怪しいと思っているようなことでも純粋に信じてしまい、周りに薦めたりするので、内心では困っている人も多いのです。投資やビジネスに関して、決して目利きではないですよ」(GACKTの知人)

 過去にテレビ番組等でさまざまなビジネスを展開していることを告白しているだけに、成功して大儲けしたこともあるのだろうが、こうも失敗が目立つと〝一流ビジネスマン〟とは言い難い。バラエティー番組のようにはいかない!?