お笑いコンビ「ネイビーズアフロ」(皆川=28、はじり=28)が5日、大阪市の朝日生命ホールで行われたピン芸人日本一を決める「R―1グランプリ2021」1回戦にそれぞれ登場。ともに2回戦進出を決めた。

 皆川は外国語で話すと下ネタっぽく聞こえる言葉のフリップ芸、はじりは、うっとうしいが条件はめちゃくちゃいい居酒屋のキャッチに扮したが、ネタを終えた2人の表情は対照的。「去年、おととしは出てないので、一人でネタをやるのは久しぶり。正直、何をやったかよく覚えてないですが楽しかったです」とやや緊張気味の皆川に対し、はじりは「今年はいつもより練習したので、あんまり緊張しなかったです。もう7回くらい出てますしね」と余裕を感じさせながら初戦を振り返った。

 R―1は今回から、参加資格が「芸歴10年以内」に改められ、おいでやす小田や三浦マイルドといった実力派ピン芸人が資格を失った。皆川は「残酷なルール改正とは思いましたけど、大会自体が若返るのはいいと思うところもある。チャンスではあると思います」と好機到来と強調。はじりも「僕らも9年目ですから、だいぶ上の方になる。今まで通りだと恥ずかしいし、チャンスでもあるんで、例年より気持ちも入れて、ちゃんとやりました」と意気込んだ。

 昨年は第50回NHK上方漫才コンテストで優勝し、念願の賞レースを獲得。一方で、M―1グランプリは2回戦敗戦に終わった。皆川は「(NHK)優勝とM―1(敗退)の発表が同じ日になって、すっきりしない部分もあった。賞レースを取れたのと、テレビでレギュラーを持つという目標が達成できたので、今年はM―1しかない。ここ5年くらい毎月単独ライブをやって、漫才にひたむきに取り組んできたつもりなので、そろそろ」と年末の大一番を今年最大の目標に掲げた。