鳩山由紀夫元首相の長男の紀一郎氏(44)が5日、ツイッターを更新。「民主党政権は確かに大失敗した。しかし危機対応の観点で、『結局、頼れるのは自民党政権だけ』が幻想に過ぎないということが、この1年で実証されました」との書き出しで、新型コロナウイルスに対応しきれない日本政治の問題を指摘した。

 紀一郎氏は昨年、新党結成を表明。一般社団法人「日本先進会」を立ち上げて政界進出を視野に活動している。同法人ホームページによると長岡技術科学大学産学融合特任准教授を務め、交通工学を専門にしているという。

 ツイッターでは「今のコロナ禍における問題の本質は『感染拡大』ではなく、『医療システムの欠陥による局所的な医療崩壊リスク』です。つまり、コロナ対応ができる医療従事者・医療機関が一部に限られていて、『ベッドはあるのに対応できない』という事態なのです」と持論を展開。そうした事態に政治が対応できていないとしている。

「自民党政権は、経済学や民主主義の視点で到底正当化できないGoToなどの利権政策に固執し、大阪のリーダーは延期できたはずの住民投票に固執した。東京のリーダーと、野党のほとんどの政治家は、文字通り何もしなかった。これが今の日本政治の現実なのです」とまとめている。

 これには「それでも野党よりはマシと判断する人が大半」「しっかりとした政策論争の出来る野党、それを望みます」などのコメントが寄せられている。