大みそかに放送された日本テレビ系「ガキの使い!大みそか年越しSP 絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!」が、第1部で平均視聴率17・6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得し、11年連続民放トップを獲得した。前年を1・4ポイント上回る高視聴率をけん引したのが、大物ゲスト枠で出演した女優の菅野美穂(43)。変顔&ブチギレ熱演で驚かせたが、その裏には夫・堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」の教えがあった。

 松平健や萬田久子ら大物俳優陣や、自民党の石破茂元幹事長の出演も話題をさらった「ガキ使」。もっともそれ以上の笑いを集めたのが本紙既報通り、ホテルオーナーとして登場した菅野だ。

「白目になるほど全力変顔を見せれば、ダウンタウンの浜田雅功らにはキレて恫喝する大暴れぶり。ネット上は驚きとともに称賛の声があふれ、大みそかのツイッターのトレンドでは『菅野美穂』が1位にランクインした。日テレも高視聴率の立役者になった菅野さんに感謝しきりですよ」(日テレ関係者)

 それもそのはず。不倫騒動で無期限活動休止中のアンジャッシュ・渡部建がサプライズ枠で出演予定だったが、世間の批判を考慮してか“カット”。話題性を優先した番組作りや日テレにも厳しい視線が注がれていたが、ネットを埋め尽くした菅野への称賛はそんな渡部ショックも吹き飛ばした。

 同局で13日から4年ぶりの主演ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」がスタートする菅野。番宣を兼ねての出演にもかかわらず振り切った姿を見せたが、その裏には昨年放送された堺主演の大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)が関係しているという。

「ガキ使にも、もちろん細かな台本があるのですが、菅野さんは随所にアドリブをちりばめていた。今回の出演にあたっては夫にも相談して、アドバイスをもらっていたそうです。半沢直樹といえば、出演者の少々大げさともいえるアドリブが放送回ごとに話題を集めていましたが、菅野もドラマを見ており、夫とアドリブや思い切りの大切さなどを話し合っていましたから」(芸能プロ関係者)

 どうやら「半沢」から得たテクニックが、爆笑を生んだといえそうだ。

 そんな堺と菅野の仲の良さは有名で、週刊誌などでもたびたび仲むつまじい姿が報じられてきた。

 俳優同士、子育ての助け合いを掲げており、昨年は堺がドラマなど仕事にまい進。今年は堺が仕事をセーブし子育てに回る一方で、菅野が仕事に打ち込む番だという。

「菅野さんはこれまでもドラマ番宣でバラエティーに出演しても、芸人以上に頑張ってくれていた。今回のガキ使撮影後にも『スッキリした~!』『楽しかった~!』と飛び切りの笑顔を見せていた。そんな姿を見たら、スタッフはみんな大好きになりますよね」とは前出の日テレ関係者。

 ガキ使で“衝撃演技”を見せた菅野は今年大いに期待できそうだ。