【爆笑対談=後編】お笑いコンビ「爆笑問題」(太田光=55、田中裕二=55)が2020年振り返り&2021年を大胆展望した。後編では法廷の場でボケまくった太田が「なぜ、私はボケたのか」と“真相”を明かした。

 田中:2020年といえば太田さんの「裏口入学報道裁判」ね。

 太田:本当にまいっちゃったよな。俺の裁判の時に伊勢谷友介の逮捕があったからさ。法廷で宣誓の時に「伊勢谷友介です」ってボケざるを得なかったからさ。

 田中:いやいや、逆よ! 伊勢谷の方が迷惑よ。そんなふうに自分の名前を使われて。

 太田:あれでさ、騒ぎになっちゃったんだけどさ。なんか、オレ、原告のはずなのになぜか、被告みたいになっちゃったよ(苦笑)。俺が悪いイメージになっちゃった。やんなっちゃうよ、まったく。

 田中:普通さ、被告の方がああいうことしがちなんだけど。お前、訴える側だからね?

 太田:なんなんだろうね? なんで、オレ、ボケたのかなあ。当然のようにボケてしまっていたね。気づいたら法廷の場でもボケまくっていたという…。自分でも記憶にないんだよね。

 田中:記憶にございません、じゃねーんだよ!

 太田:それより加藤シゲアキが直木賞候補だって? 俺も狙っていかなきゃな。実は1本書き上げているんだよ。文壇にプレッシャーかけていかないと。「加藤が候補で、オレが候補じゃないってことはねえだろう!」ってさ。

 田中:余計、賞から遠ざかるよ(苦笑)。そういうふうな言い方するから、文壇のほうもお前を無視してんじゃない? あとは、芥川賞は尾崎世界観がノミネートでしょ。

 太田:何が世界観だよ! 俺の世界観も尊重してくれよ!

 田中:太田「世界観」に改名すればいいんじゃない?

 太田:いや、正直、どの賞でもいいんだよ。ノミネートでいいんだからさ。それなのにどこもこない!

 田中:そんなこと言うから遠ざかっちゃうんだよ…。