30日の朝日放送「M―1グランプリ2020 アナザーストーリー」で、優勝した「マヂカルラブリー」野田クリスタルの〝号泣〟シーンが放送され、ネットで感動の声が広がった。

 同番組は決勝進出者に密着するドキュメンタリー。番組で野田は父親も兄も公務員で、両親はお笑い芸人をやることに反対だったことが明かされ、優勝直後の楽屋で「あんま僕がお笑いやっていることを認めてないというか、母はマヂカルラブリーの漫才も一回も面白いと思ったことないですよ」と語るシーンが放送された。

 その4日後、自宅からテレビ電話で母親に優勝報告。冒頭は普通に会話していたが、母親が「普通の会社員になるなんてこれっぽっちもなかったもんね。私が『堅実な仕事をしてほしいな』って思ったらさ、『それは俺に死ねっていうことだな』ってみたいなこと言ったことあんのよね、だからさコイツ大したもんだなと思った」と振り返った場面で、野田は顔を手で覆って大号泣。

 また公務員の兄からも母に「おめでとう」とメールが来たといい「長男が見てたっていうのはすごいなと思った。やっぱり兄弟だなって。(中略)メールとか一切くれない子が…」と母が話しかけたシーンでは、野田は全く言葉を発さず泣くばかりだった。

 これにネットでは「野田くんとお母さんの会話のところで涙腺崩壊したわ」「野田クリがイケメンに見える魔法にかかりました」「色々思いながらあんなにふざけた漫才してるんだと思うと、泣けてくる」「成績優秀で公務員になった長男との、詳しくは語られないドラマに泣いた」「野田氏の涙見るともらい泣きするよりびっくりして凝視しちゃう。あの野田が…?って」と大反響だった。