はたして「まつり」の復活は? 歌手・北島三郎(84)が大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」のスペシャルゲストとして出演することが27日、発表された。

 紅白のホームページでは「これまでの紅白では歌手として50回出場し、第69回の紅白ではスペシャルパフォーマンスを披露。もちろん、紅白のみならず日本の歌謡史においても数々の業績を残し、今も大きな存在感を示している〝レジェンド〟北島三郎さんですが、新しい形でお届けする今年の紅白に、スペシャルゲストとしてリモート出演の形でご登場いただき、番組を見守ってくださいます」と説明している。

 北島は所属事務所を通じて「NHKからの依頼を受け、今回は歌唱はありませんが、応援という形で紅白に参加させていただくこととなりました」とコメント。「今年は日本中、いや世界中が大変な一年でしたが、来年こそは色々な心配事が消え、皆さんにとって良き年となるよう願う一人として、出番は僅かではありますが頑張って務めますので、どうぞよろしく」と意気込みを語った。

 今回の出演は都内からのリモート出演。歌唱はしないというが、先日亡くなった作詞家・なかにし礼さん(享年82)と2人で作り上げた「まつり」の歌唱を求める声は少なくない。実際に2018年には、「まつり」を披露している。

 ある音楽関係者は「本人の中では『13年の50回目の出場をもって紅白は卒業した』という思いが強い。18年は〝平成最後の紅白〟ということで、特別に『まつり』を歌ったが、北島さんには『自分が歌う時間があるなら、後輩にあげてほしい』との思いがあるようだ」と話す。

 残念ながら今年は歌声は聞けないが、コロナに苦しむ多くの人に元気を届けてほしいところだ。