ラッパーの般若(42)が26日、都内で行われた映画「その男、東京につき」の公開記念舞台あいさつに登場した。

 同映画は自身初の長編ドキュメンタリー作品。

 司会者から率直な感想を聞かれた般若は「本当に不思議な感じ。自分の映画だから、役者ではないので」と話した。

 撮影は、自身の生活にカメラが密着して行われたという。

「正直いうと、カメラはもう慣れたので、そんなに気にならなかった」と振り返った。

 同作には歌手の長渕剛も出演。出演依頼は般若が自ら行ったようで「オファーに承諾してくださり、出演していただいた。映画が完成し、改めて剛さんに『ありがとうございます』とメールをしたら『お前が詩人であることの尊さをきちんとみんなに伝えたかったんだよ』と言われて『マジっすか⁉』と思った」と感動したという。

 いじめにあうなど過酷な幼少期を過ごした般若はファンに向かって「俺みたいなクズでもこうやって人前に立てている。金がなくても、本当になんとかなる。生きてりゃ絶対に何かあるし、勝つ!」とエールを送った。