永田町で早くも囁かれる「ポスト菅」 小池百合子都知事に再び神風か

2020年12月26日 05時15分

また私に流れが…

 安倍晋三前首相(66)が25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、「桜を見る会」前夜祭の費用補填に関する首相在任中の国会答弁で「虚偽答弁だった」と陳謝した。

 野党議員からは「議員辞職に値する」と詰められ、安倍氏は「厳しいご指摘を頂いた」と肩をすぼめる場面を連発。自民党関係者は「安倍氏自身がまいたタネとはいえ、3か月前まで首相だった人が公開リンチになるなんて。来年の総裁選で再登板なんて声もありましたけど、もう絶対に無理ですよ」と言葉を失った。

 安倍氏は不起訴になったとはいえ、今回の陳謝で、党内最大派閥(細田派)の事実上のボスの座までは追われないものの、影響力の低下は免れない。一方で、安倍氏の女房役だった菅義偉首相の責任問題も浮上し、政権の支持率低下とともに党内からは「菅首相では選挙で勝てない」と悲観論が出ている。

 ただ、党内には有力な〝ポスト菅〟が見当たらない。そこで水面下で進行しているシナリオが、なんと小池百合子都知事の国政復帰だという。4年前の都知事選や前回の衆院選で「希望の党」を率いて、自民党に牙をむいた小池氏が復党することなどできるのか?

 自民党議員は「自民党都連は7月の都知事選で、小池氏の対抗馬を擁立しなかった。これは安倍氏が首相在任中に『小池氏しかいない』と決めたからですが…。来年6月の都議選で、小池氏が都民ファーストの会を支援しないという条件をのめば、二階派を中心に党内がまとまるとみられます」と小池氏と都連が完全に〝手打ち〟になるというのだ。

 小池氏は二階俊博幹事長とは蜜月なのに対し、菅首相とは犬猿の仲で知られる。党内政局が混迷を極める中で、小池氏の復帰劇が明るみになれば、さらに混乱に拍車がかかりそうだ。