白泉社が新手コンテンツの「マンガ動画」を展開 

2020年12月24日 20時10分

「沼る女たち」の1コマ

 青年漫画誌「ヤングアニマル」などで知られる出版社の白泉社が、マンガ好きの間で近年、広まっている「マンガ動画」を展開している。

 マンガ動画とは、マンガのコマを動画で流し、それに声優の声やBGMを合わせたコンテンツ。

「アニメのように画(え)が動くわけではないですが、文字と声で物語を展開する新手のメディアとして注目されています」(出版関係者)

 白泉社としては、マンガの新しい可能性を見つけ、マンガ家が活躍する場を広げたいとの思いがあり、マンガ動画への参入を決めたという。

 同社が手がけるマンガ動画のユーチューブチャンネル名は「ファウストの劇薬」。放送作家などテレビマンが所属する会社A‐FLAGとタッグを組み、同チャンネルを今秋、開設した。

「ファウストの劇薬」では、ネット用語でもある「沼る」(=ハマる)女性を描いた「沼る女たち」など3つのジャンルでさまざまな作品を1本5分以内の尺で配信している。

 担当者は「他のマンガ動画とは違う圧倒的な作画クオリティーと、テレビで活躍する放送作家が手がける台本が織りなす、5分以内の新しいエンターテイメントです。スタートから3か月で、若年層を中心に視聴者を集めています」と胸を張る。

 マンガ動画の構想が浮上したきっかけは「白泉社の腕利きのマンガ家と編集者、そしてテレビを知る放送作家が組んで、新しいマンガ動画エンタメを作ったらおもしろくなりそう!と思い、このプロジェクトが始まりました」と説明した。

 その上で「キーワードは〝五感を狂わす五分間!〟。脳汁あふれるぐらい気持ちいい、他人の〝不幸〟という〝幸福〟を楽しんでほしいです」と熱く訴えた。

 作品の配信は毎週水、金、日曜午後6時。