劇団4ドル50セント 感染対策徹底で「最高の舞台」できた

2020年12月24日 11時30分

左から岡田穂乃佳、荒井レイラ、梅舟惟永、仲美海、前田悠雅、岩井七世、立野沙紀、安倍乙

 舞台「劇団4ドル50セントとろりえの年末」(東京・中目黒キンケロ・シアター)が23日にスタート。それに先立ち、出演者たちが意気込みを語った。

 秋元康氏がプロデュースする「劇団4ドル50セント」は、さまざまな劇団や演劇ユニットとコラボして上演してきた。今回は「演劇ユニットろりえ」とコラボして、「こたつチーム」と「みかんチーム」に分かれて女性同士の恋愛で生じる葛藤を描く。

 新旧の“彼女”の狭間で葛藤する女性を演じるみかんチームの前田悠雅(22)は「女性同士の恋愛とはいえレズビアンに切り込んだものではなく、見た人に共感してもらえると思う」。

 劇団4ドル50セントとしては今年1月以来の舞台になるが「この状況でチケットを売ることがすごく大変なのを実感しました。命がけで来てくれるお客さんのためにいい公演にしたい!」と29日の千秋楽まで全力投球を誓った。

 今年は新型コロナウイルスにより、密閉空間で行われる劇場での演劇公演は大打撃を受けてきた。劇団4ドル50セントとしても久々の劇場公演となるだけに、絶対にクラスターを起こしてはいけないというプレッシャーにさらされている。ほかの演劇の劇場公演でクラスターが発生した事例は少なくないが、その点は大丈夫なのか?

「新型コロナ禍でドームコンサートなど大小さまざまなイベントを手掛けてきて培ったノウハウがある。例えば今回は各座席の両サイドと前後を視界を遮らないようにアクリルシートでカバーし、劇場内も完全な密閉空間にはせずに、観劇の邪魔にならないよう換気システムを稼働させて空気を入れ替えている。感染対策に絶対はないが、やれることは徹底的にやってますよ」(舞台関係者)

 出演者たちの稽古も感染対策を徹底し、この日が初顔合わせというメンバーもいたほど。今年は苦しい1年だった劇団4ドル50セントだが、最後の最後に裏方がお膳立てした最高の舞台で会心の演技を見せることができるか。