立憲民主党の枝野幸男代表(56)が21日、国会内で開いた年内最後の会見で、蓮舫氏(53)がデザインした会見場の新バックボードを発表した。

 蓮舫氏は〝立憲ブルー〟を基調とし、グラデーションで躍動感を表現したという。

「今年最後の会見ですが、一方で、蓮舫広報本部長の肝いりで、バックボードが新しくなりました」と枝野氏は、ご満悦の様子で語った。

 今年9月の旧立民議員と旧国民民主党議員による合流新党の代表選で、新代表に選出された枝野氏は、衆参151人規模の野党第1党リーダーとなった。

 どんな1年だったか。

「新型コロナウイルス禍によって、国民の命、暮らしが、大変厳しい1年になったと言わざるを得ません。(経済は)安倍政権の8年間、バブル崩壊以降30年近く、わが国の社会構造の矛盾が、一気に噴き出したものだというふうに受け止めています」

 来年はいよいよ天下分け目の衆院選が控えている。ほかの野党との連携や展望を含め、どう臨むか。

「私はですね、次の総選挙の公示日までに政権の選択肢として(国民に)認めていただく。このことを目標としています。選挙の目標は、申し上げていません」

 衆院選で自民党、公明党による菅政権を倒し、政権交代を目指していないのか。

「それは最大野党が一般的に政権交代を目指さなければ、いまの民主主義の制度は、この国に機能しなくなる。その責任はわかっています」と枝野氏は話した。