お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(55)が週刊新潮の「日本大学芸術学部裏口入学報道」記事で名誉棄損されたとして、発行元の新潮社に損害賠償と謝罪広告の掲載を求めていた訴訟で、東京地裁(田中孝一裁判長)は21日、新潮社に440万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 裁判では記事の信ぴょう性やパブリシティ権の侵害に当たるかどうかが争われた。記事については内容が真実であったとは認められず、裏付け取材の甘さについても厳しい指摘がなされた。また、太田側が求めていた「中づり広告への謝罪文の掲載」については必要性を認められなかった。