お笑い芸人の松村邦洋(53)が、闇営業問題で大ダメージを受けた、あの“どん底芸人”を救っていた。

 闇営業問題ではロンドンブーツ1号2号の田村亮や、雨上がり決死隊の宮迫博之ら、多くの芸人が謹慎処分となったが、現在ではそれぞれが活動を再開させている。

 そんな中で新たな道を見いだしたのが、お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也(43)だ。世間を騒がせた入江は、社会貢献のために渋谷などでゴミ拾いを行っていたが、芸人仲間に大きな迷惑を掛けたことを後悔していたという。

 そんな入江に言葉を掛けたのが松村だった。心がすさんでいた入江に松村は「入江君、1年間は人の悪口を言わないようにしてごらん。そしたら世界が変わるから」と言葉を贈ったという。

「それまでの入江さんはどちらかというと、愚痴っぽいタイプだったそうですが、松村さんに教訓をもらってからは、本当に愚痴や人の悪口を言わなくなった。それで心が軽くなったようですよ」とはある芸能関係者。

 闇営業騒動では入江自身、多くの先輩芸人を巻き込んだとともに、所属の吉本興業からは契約解除されるなど、大ダメージを受けた。身から出たサビとはいえ、それまでポジティブだった入江も先の展望が見えないことで、愚痴が多くなっていたという。

 そこに松村の金言だ。

「本当に心に染み入ったようで、そこから気持ちを切り替えたようです」(同)

 もともと「イリエコネクション」など、顔の広さを生かした企画会社を運営していた入江。再起を図って、今度は自分の清掃会社「ピカピカ」を立ち上げた。今では順調に仕事もこなせるようになったという。

 入江も少しずつ立ち直っているようだ。