地元・浅草で愛された浅香光代さんの〝サイン宅配〟秘話

2020年12月14日 22時44分

浅香さんの事務所取材に訪れた報道陣

 剣劇女優・浅香光代さん(享年92)の訃報を受け、東京・浅草の自宅兼事務所前には、14日午後から報道陣が集結。この日、身内は自宅に戻らないと分かる午後8時半すぎまで張り込んだ。

 事務所はひっそり静まり返ったまま。建物に向かって手を合わせる、通りすがりの地元民もいた。「だいぶ前ですが、旦那さんと仲良く散歩するのをたまに見かけました」と、通り向かいの住人は振り返る。

 目と鼻の先にある韓国料理店には昨年10月、浅香さんが内縁夫のコメディアン・世志凡太と訪れていた。「よくしゃべる方でね。元気でしたよ。来たのは初めて。『前から来たかったのよ』と言ってました。雨の降る日で、よく覚えてます」と店のママは回想した。

 この店はスンドゥブ(純豆腐)チゲが有名で、店内には芸能人のサイン色紙がたくさん貼ってある。ママがサインを頼むと、浅香さんは「アタシの写真も貼ってあげるわね」と一旦自宅へ帰り、サイン色紙に宣材写真を貼って戻ってきたという。

「印象的なのは、色紙が雨に濡れないよう、上着で覆って大事そうに抱えている姿です。旦那さんも腰が曲がってヨボヨボだったから、浅香さんを亡くして気を落とさなければいいんだけど」(ママ)

 地元で長年愛されてきた浅香さんらしいエピソードだ。

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