米ワーナー、来年公開の全作品を劇場と配信で同時公開すると発表

2020年12月04日 14時57分

「ワンダーウーマン 1984」主演のガル・ガドット(ロイター)

 コロナ禍による映画製作の停止や劇場閉鎖で〝空白の1年〟となったハリウッド。米ワーナー・ブラザースは3日、話題作「マトリックス4」や「DUNE/デューン 砂の惑星」など2021年公開予定のラインナップ17本全てを米国の劇場封切りと同時に動画配信サービス「HBO Max」でリリースすることを発表した。

 同社は今月25日にガル・ガドット主演の「ワンダーウーマン 1984」を劇場公開し、同時にHBO Maxでも配信することを発表しているが、来年はこの方式を全ての作品に適用することを決めた。ただし、動画配信期間は31日間のみ。

 ちなみに「ワンダーウーマン」は日本では一足早い18日に劇場公開される。

 ワーナーが来年公開するのは前出作品のほか、マーゴット・ロビーが主演するDCコミックスのアンチヒーローチーム「ザ・スーサイド・スクワッド」や「ゴジラVSコング」、NBA・レイカーズのレジェンド、レブロン・ジェームズ選手主演の「スペース・ジャム ア・ニュー・レガシー」など注目作品が並ぶ。

 今回の決断について同社のトビー・エメリッヒ会長は米誌「ハリウッド・リポーター」(電子版)に「来年は(劇場と配信の)二段構えで海外と国内の公開が可能になる」と説明。だが、「劇場が営業再開されれば、多くの映画ファンは劇場を選択するだろう。特に大作は」と劇場側の懸念を払拭するようにそう語った。

 また、来年には新型コロナウイルスのワクチン接種が始まるとされるが、エメリッヒ会長は疫病専門家と相談の上、来年公開分については今回の二段構え方式を決断したという。

「これは来年、私たちの作品ができるだけ多くグローバル市場で上映できるようにするため」と強調した。

 映画を配信するHBO Maxは米国では今年5月からサービスがスタート。残念ながら同サービスの日本上陸は未定だ。