スティーブン・スピルバーグ監督に殺害予告をしたとされる女性に対し、米国・カリフォルニア州の裁判所は同監督へ接近すること禁じる仮命令を下した。米芸能サイト「TMZ」が1日伝えた。

 同サイトによると、スピルバーグ監督はサラ・チャーという女性が過去数か月にわたりストーカー行為を繰り返し、銃を購入して殺害予告を送り付けたとして接近禁止令の発動を裁判所に願い出ていた。

 女性はこれまでにも脅迫やストーカー行為などの疑いで逮捕されているという。

 スピルバーグ監督が裁判所に提出した書類によると、女性は監督に「私のIPを盗んだ人たちを自分の手で殺さねばならないとしたら、私はやるよ。分かった?」とツイッターでメッセージを送った。〝IP〟はIPアドレスのことなのかは不明。

 TMZは、この脅迫状を受け、監督は家族への脅威も感じたことから裁判所に接近禁止命令を求めたとしている。禁止令は女性に対し監督から100ヤード(約91メートル)以内に近づくことを禁止している。