文春砲で4年ぶり2度目の不倫が報じられた宮崎謙介元衆院議員(39)が妻の金子恵美元衆院議員(42)とともに29日、情報番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)に生出演し、騒動を陳謝した。しかし、わびているハズの宮崎氏はふてぶてしい限りで、金子氏は自著の宣伝ばかり。ネット上では「この2人をもう扱うな!」と非難ごうごうだ。

 宮崎氏は医療系に勤務する30代女性Aさんと都内のホテルで肉体関係があったと報じられた。27日、宮崎氏はTOKYO MXの生番組で陳謝していたが、この日は夫婦で出演し、どう説明するかが注目されていた。

 宮崎氏は「騒動後、初めて妻が出る番組でありまして、一番傷ついている妻に説明させるわけにはいかない」と切り出した後「行き過ぎたコミュニケーションがあった」とし、「不倫の行為は?」の質問には「マッサージを受けた…」とぼかし、失笑を買った。

 真摯とは言い難い説明にスタジオにいたタレントのりゅうちぇる(25)は「ちょっと腹立つ。謝る態度とか、ちょっとしか頭を下げずに…。(謝罪の時も)ずっと手を前で組んでいるし、(中略)まったく反省してませんよね。またやりますよ」とキレ気味に話す場面もあった。

 妻の金子氏は、4年前のゲス不倫に続き、またも発覚した夫の不貞に怒りが爆発するかと思いきや「前回のスキャンダルで苦しんだにもかかわらず、またなぜと同時に正直あきれた」としながらも「しっかりと反省をして態度で示してほしい」「離婚はしない」とお灸を据えただけだった。

 それどころか再発防止のために「文春さんには引き続き、3度目がないように監視を続けてほしい」と言ったうえ、10月に出版した自著「許すチカラ」(集英社ノンフィクション)を取り上げ、「許すことと許せないことの線引きがある。本の中に書いてあるのでぜひ買っていただきたい」と発言。その後も「『許すチカラ』を出した後に…、一番それが恥ずかしくて…」と本のアピールに余念がなかった。

 このやり取りにネット上は「不倫も本を宣伝するためのネタですか」「もう2度とこの2人をテレビに出さないでもらいたい」と炎上した。

 古巣の自民党関係者も「完全に開き直りというか炎上商法というか…。宮崎は最初に結婚した故加藤紘一元幹事長の娘・鮎子氏(現衆院議員)と離婚した時も女性問題で、さんざんミソをつけた。4年前の不倫騒動で議員バッジも失っているのに何が反省なのか。金子さんも本の宣伝をしている場合じゃないでしょ」とあきれるばかりだ。

 それにしても金子氏はなぜこの期に及んで、夫にとことん甘いのか?

 テレビ局関係者は「金子さんは宮崎さんに完全に依存していて、1人じゃ何もできないタイプ。宮崎さんも金子さんが許してくれるのに付け込んで、遊んでいるんじゃないの?」と指摘する。

 前出の党関係者は「前回の不倫の際も地元や党幹部から『離婚した方がいい』といわれたのに金子さんは突っぱねた。夫婦のことなので、外野がとやかくいう必要はありませんが、今後は政治批評ではなくて、夫婦や離婚問題でのコメンテーターで重宝されるんじゃないんですか」と皮肉を込めた。

 最近の不倫劇では「アンジャッシュ」の渡部建(48)が説明の場を開いていないことで、反感を買っている。それに対して宮崎夫妻は、騒動を逆手にとって自著宣伝とやりたい放題。渡部とは逆に素早い対応を取ったとはいえ、これでは反感を買う結果となるのもムリはない。