メーガン妃が7月に第2子を流産していたことを25日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)のオピニオン欄への寄稿で明らかにした。

 それによると、ヘンリー王子との間に昨年誕生した長男アーチー君のおむつを替えていた時、突然強い腹痛を感じたという。

「アーチーを抱えたまま床に倒れこんだ。でも子守歌を口ずさむことで自分も落ち着こうとした。ただ、陽気なメロディーとは対照的に何か深刻なことが起こっていると直感した」とし「流産したと分かった」と続けた。

 同妃は第2子を亡くしたつらさについて極めてプライベートで叙情的にこうつづった。

「病室で横たわり、夫の手を握った。その手からは冷や汗のような湿り気を感じ、手を取ってキスをしたが、2人の手は涙で濡れた。白い壁を見つめながら、目は潤んでいた。これから夫婦でどう立ち直るか考えた」

 投稿の中で、流産のつらさに加え、この1年で経験した社会的困難についても言及。コロナ禍が人々に及ぼす影響や、警察の構造的な人種差別による暴力に立ち向かうBLM運動についても自身の意見を書き記した。

 メーガン妃は米大統領選にも触れ、「私たちは事実についての言い争いをしているわけではない。事実が事実かどうかで分断されている。科学が現実かどうかで争っている。選挙で勝ったのか負けたのかでもめている」とした。