「圧がスゴい!」 東野幸治が〝生みの親〟だった!

2020年11月28日 11時00分

東野幸治

【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】12月に今年の「新語・流行語大賞」が決まる。お笑い界からは「ぺこぱ」の「時を戻そう」、「ぼる塾」の「まぁねぇ~」がノミネートされている。その年、広く大衆に親しまれた新語・流行語を選んでいるそうだが、実はお笑い業界には、流行語の網には引っかからないが、長年使われている言葉が多い。古くは、萩本欽一の「天然(ボケ)」だったり、志村けんの「最初はグー」、明石家さんまの「バツイチ」、松本人志の「すべる」「さむい」などだ。

 実は東野幸治にも、流行したオリジナルのフレーズがある。「圧がスゴい」だ。テレビ東京の深夜番組でのこと。共演者に今田耕司や千原兄弟がいる中で誕生した。

「なんかいろんなことに対して、俺がツッコんだり、今田さんがツッコんだりとかする中、俺のしゃべってる間を、ちょっと今田さんがかぶせてきたりとか、俺がしゃべろうとしても今田さんが先にしゃべったりするのが何回かあって、それに対していいツッコミの決まり言葉とか、でけへんかなぁってちょっと考えていて。どうしよう何かいい言葉ないかなって」

 そして、中学の部活だったバスケットの用語を参考にし「プレスがスゴい」を編み出した。しかし、1回目はハマらなかった。

「『コイツ、何言ってんねやろ』みたいな感じの、まぁまぁ、失敗したんですよ」と振り返る。それで改良を施すことに。

「ちょっと縮めようと思って、言葉短くして『圧がスゴい』でエエんちゃうかなと思って、次回収録で、また同じような展開になって、今田さんがしゃべってきだして、ここや!と思って、『今田さん、もう圧がスゴいわ』って言ったんですよ。ほんなら、スタジオが笑いに包まれて。『圧がスゴい』の圧も、圧力という意味って、すぐ分かるし。なんかドンッとハマって、これ使えるなと思って」と語る。

 その後、東野はその使用をわずか3か月でやめたが、今では「僕の番組に来るゲストの人が、『圧がスゴい』ってワード使ってるんですよ。その時、やっぱ気持ちいいですよね」と、素直に喜んでいる。

☆現役放送作家X氏 1967年、神楽坂に生まれる。23歳でラジオ番組で放送作家デビュー。現在はPTAから苦情が絶えない某人気バラエティー番組やドラマの脚本も手がける。