「パキる?」「一緒に飛ぼう」法廷で明らかにされた自称アイドルPの鬼畜手口

2020年11月17日 11時20分

大阪地裁

 事件の詳細が語られた――。今年1月、従業員の未成年女性Aさん(16=当時)に睡眠薬入りのアルコールを飲ませて抗拒不能にさせ、ホテルで性交に及んだとしてわいせつ略取、準強制性交等の罪に問われた会社員の明石崇広被告(40)の第2回公判(16日、大阪地裁)で、被害者Aさんの証人尋問がリモートで行われた。

 Aさんは1月25日から、明石被告が実質的に経営する大阪・ミナミのコンセプトカフェで働き始めた。同30日に出勤したAさんに明石被告は「持ってきたでー」と睡眠薬「マイスリー」を持参。「パキる?」とすすめられたAさんは「断りたい気持ちはあったが、人の顔色とか気にしちゃうので断れなかった」とこれを飲み、“コカボム(アルコール度数29度のリキュール・コカレロをエナジードリンクで割ったもの)”で流し込んだという。

 その後も「一緒に飛ぼう」と誘われ、今度は錠剤を粉々にした粉末状のマイスリーを鼻から吸引。コカボムやウイスキー、「透明な苦い酒」を飲まされ、眠り込んでしまった。その後の記憶はあいまいで「気がつけばホテルで服がまくり上がっていて、明石被告が私の脚の間に膝立ちしていた」と証言した。

 Aさんは初出勤日にも酔いつぶされ、明石被告に性交された可能性があったというが、「お酒を飲んだ私も悪いのかなと思った。確信もなかったので、今まで通り過ごしたかった」と警察には相談しなかったという。

 検察側から明石被告との性交を望んでいたのか聞かれると「望んでいません」と言い切ったAさんだったが、同被告が過去に“アイドルプロデューサー”をかたって少女を連れ去り、逮捕されていたことなどを知り、「怖い」と感じていたという。

 Aさんは「法律に基づいて裁いていただければ。これからは被告人とかかわらず生きていきたい」と淡々と話した。