N国党が来年から「ゴルフ党」に 立花孝志氏が明かした「改名」事情

2020年11月16日 11時00分

まさかの党名に変えた立花党首

 NHKから国民を守る党が来年1月1日から党名を「ゴルフ党(NHKから国民を守る党)」に改名すると発表。立花孝志党首がゴルフの祭典「マスターズ」ウイークの13日に改名を正式にアナウンスし、冗談と思う人も多かったようだが、本気も本気だ。

 党名変更プランは昨年から検討されてきた。N国党の党名がハードルとなって、著名人候補や他党議員のスカウトが暗礁に乗り上げたことが多々あった。

 またNHK問題で一定の底堅い支持はあるものの上積みを望むには新たなウイングを広げる必要があるとして、昨年末は「みんなの党」に変更する寸前だったが、ホリエモンこと堀江貴文氏の反対で、踏みとどまった経緯がある。

 来年10月までに行われる衆院選で、N国は獲得議席ゼロの可能性が高い現状を受け、立花氏は「党名変更は早く発表した方がいい」と決断した格好だ。とはいえなぜゴルフなのか?

 実はN国党の上杉隆幹事長が事務局長を務める「日本ゴルフ改革会議」(大宅映子議長)が6年前からゴルフ問題の議論、提言を行っていた。ゴルフ場利用税や国家公務員のゴルフ禁止など業界を巡る諸問題は棚上げ状態で、国政政党の看板を背負うことで、一石投じたい考えだ。

 日本のゴルフ人口は年々減少傾向にあるもの600万人前後とみられ、その10分の1の60万人でも支持が得られれば、これ以上ない“組織票”となる。ゴルフが盛んな英国や米国などでも類を見ないゴルフを冠にした国政政党が誕生するというワケだ。

 今後も選挙ごとに課題の政策を党名に取り入れる方針で、「誹謗中傷から守る党」「裁判所から守る」などその時に即した党名に変更していくという。政策の一丁目一番地であるNHK問題に変更はないものの、NHKの3文字が消えることで、NHKが一番喜んでいるかもしれない。