人間国宝の歌舞伎役者・坂田藤十郎さん死去 02年不倫報道で〝伝説〟

2020年11月14日 22時24分

大物だった坂田藤十郎さん

 歌舞伎役者で人間国宝の四代目坂田藤十郎(本名・林宏太郎)さんが12日、老衰のため東京都内の病院で亡くなった。88歳。松竹によると14日、親族で密葬を行ったという。

 二代目中村鴈治郎の長男で、実妹は女優の中村玉緒(81)。妻は女優で元参院議長の扇千景さん(87)

 1941年、大阪・角座で二代目中村扇雀を襲名し、初舞台。53年、新橋演舞場で「曽根崎心中」のお初を初演し〝扇雀ブーム〟を巻き起こした。

 90年に三代目中村鴈治郎を襲名。2005年、四代目坂田藤十郎を襲名した。最後の舞台は、昨年12月の京都・南座公演「祇園祭礼信仰記 金閣寺」の慶寿院尼。

 坂田さんと言えば、スキャンダルが報じられた際の堂々たる受け答えが伝説となっている。2002年6月、19歳の京都芸妓との「51歳差不倫」をフライデーされたが、妻の扇木さんは「たいした問題じゃない」と一蹴。坂田さんも会見を行い「お恥ずかしいなぁ。なんだか私が元気だってことを証明してくださって」と茶目っ気たっぷりに語った。

 ワイドショー関係者は「夫婦そろって大物。この手の受け答えがサマになる人はもういないのではないか」と語る。合掌。