「本当に気の毒」故ダイアナ妃の半生ドラマ配信開始で2人の王子に同情の声

2020年11月13日 17時54分

1986年に来日したダイアナ妃

 エリザベス英女王の治世を描くNetflix制作の英米合作人気ドラマ「ザ・クラウン」。ファン待望のシーズン4が15日から世界同時配信され、ついに故ダイアナ妃が登場する。

 一方で同妃が映画やドラマ化される度、ウィリアム、ヘンリー両王子は心を痛めてきたという。

 ロイター通信によると、新シーズンは1980年代を背景にダイアナ妃のチャールズ皇太子との結婚や、ストレスによる摂食障害、そして互いの不倫などを中心に物語が展開する。

 そのダイアナ妃は1997年にパリでの自動車事故により36歳の若さでこの世を去り、〝悲劇のプリンセス〟としてこれまでも多くの作品が作られてきた。

 それが話題になる度、「王子たちの母親への思いが重くのしかかる」と王室専門家は代弁する。

「ダイアナ妃が亡くなった後、王子たちは母親について、そっとしておいてほしいと人びとに願い続けてきた。2人にとってそれほど心苦しいものだから」と英王室伝記作家ペニー・ジュノール氏はロイターに語った。

 同妃を題材にした作品に対して両王子は「心を閉ざし、作品も見ないし、耳をふさぎたいような心境だと思う。本当に気の毒だ」と続けた。

 ジュノール氏は自身も「ザ・クラウン」のファンだとしながらも、歴史的事実とフィクションのつむぎ方には問題があると指摘。

「とても優れたドラマ」と評価しつつ、「あくまでドラマ。それを視聴者が本当にあったことだと思い込み、将来、あの時代の歴史的事実として認識されることを懸念している」とした。

 一方、同ドラマでダイアナ妃役に大抜擢された英新人女優エマ・コリン(24)は「これほど愛されたプリンセスを演じるのは気が遠くなりそう」と胸中を明かした。

 エマ自身、ダイアナ妃が亡くなった時はまだ2歳になる前。「多くの若い世代にとって(同妃は)すでに〝歴史上の人物〟になっている」と英王室専門チャンネル「トゥルー・ロイヤルティーTV」のニック・バレン制作局長は指摘する。

 その上で、「ザ・クラウン」のような番組は英王室への関心を高め、研究にもつながると述べた。

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