将棋の第70期王将戦挑戦者決定リーグの藤井聡太2冠(18)と広瀬章人八段(33)の対局が2日、東京・将棋会館で行われ122手で藤井2冠が勝利した。

 両棋士ともすでに挑戦者の可能性はなくなったがリーグ戦残留に向けた重要な一局だ。

 将棋は角換わりから、激しい攻め合いに。中盤から藤井2冠がリードを広げたが、終盤に入って広瀬八段が逆転しほぼ勝勢に。しかし、藤井2冠が起死回生の歩打ちから再度逆転し、勝利をモノにした。

 藤井2冠は2勝3敗とし、リーグ戦残留の可能性を残した。広瀬八段はこれで王将戦挑戦の可能性はなくなった。

 また豊島将之竜王と佐藤天彦九段の対局は豊島竜王が勝ち4勝0敗でトップとなった。