人気若手俳優・伊藤健太郎容疑者(23)の〝ひき逃げ逮捕〟の余波は収まりそうもない。

「最悪のタイミング。どうしてくれるんだ…」

 そう語るのは映画関係者だ。30日には出演映画「とんかつDJアゲ太郎」が公開予定。同作には大麻取締法違反(所持)で起訴された伊勢谷友介被告も出演しており、早くも〝いわくつき〟の作品になってしまった。

 11月6日には主演を務める映画「十二単衣を着た悪魔」が公開予定だったが、こちらも影響は避けられない。実は同作にも伊勢谷被告が出演しており、一時は公開も危ぶまれたが「俳優の犯した罪とスクリーンの芝居は別ということで、公開を決めた。その矢先に今度は主演俳優がひき逃げ事故ですからね。シャレになりません」(前出映画関係者)という。

 同作では、源氏物語の世界にタイムスリップする主人公を演じた。監督を女優の黒木瞳が務めたことでも話題となっているが、伊藤容疑者の主役起用は黒木の一目ぼれだったという。

「黒木さんが『この役は健太郎君しかいない』とほれ込み、オファーしたんです。それだけに、撮影現場でも王子様扱いだったそうです」(同)

 先日行われた舞台挨拶では、黒木が台本にないキスシーンを伊藤に演出し、それが〝される側〟の女優に事後許諾だったことが明かされた。前出映画関係者は「伊藤さんは特別扱いでした。いきなりキスされた女優さんは驚くしかありませんが、それでOKということにするしかない」と語る。

 同作の宣伝会社は本紙取材に「ただ今、所属事務所に事実確認を含めて状況を確認中です」とコメントしている。