人気俳優・伊藤健太郎容疑者(23)の〝ひき逃げ事故〟で新事実が明らかになった。

 現場から立ち去った同容疑者を目撃者のAさんが車で追跡。〝合流〟し、同容疑者に事故現場に戻るよう説得していたという。

 伊藤容疑者は28日午後5時45分ごろ、東京・渋谷区千駄ヶ谷の新国立競技場前でUターン。前方から来た20代の男女2人が乗る250CCのバイクと衝突。男女は転倒し、同容疑者の乗った車は現場から一旦立ち去った。

 110番通報したのは、付近を走っていたタクシーの乗客。その後、この乗客とは別のAさんが現場から立ち去った同容疑者の車を追跡し、事故現場に戻るよう説得したという。

 警察が現場に駆け付けた時に伊藤容疑者はその場にいたが、その間の〝空白の時間〟にすったもんだがあったことになる。

 転倒した男女のうち、男性は両腕打撲の軽傷、女性は左足を骨折する重傷。バイクの右前ハンドル付近と伊藤容疑者の車の左前フェンダー部分が接触したみられる。

 調べに伊藤容疑者は「事故後、現場から離れたのは間違いない」と容疑を認めている