ポエム返上なるか!? 小泉進次郎環境相に見せ場回る臨時国会

2020年10月26日 18時54分

手腕が試される小泉進次郎環境相

 俺の出番だ。臨時国会が26日に開会し、菅義偉首相(71)が就任後、初の所信表明演説を行った。会期わずか41日間の国会だが、腕をぶしているのが小泉進次郎環境相(39)。久々に脚光を浴びる場となるからだ。

 菅首相の国会第一声ともいえる所信表明で、掲げたのは脱炭素社会の実現だ。成長戦略の柱に経済と環境の好循環を掲げ「グリーン社会の実現」を訴えた。

 中身は温室効果ガスの2050年までに排出ゼロ、次世代型太陽電池、カーボンリサイクルなどのイノベーション革命、再生可能エネルギーの最大限導入で、これまでの石炭火力発電を抜本的に転換するとした。

 演説後、心なしか武者震いしていたのが進次郎氏だ。「なんといっても環境大臣としては2050年までに脱炭素社会の実現を目指すと総理が宣言した。日本の中では脱炭素は浸透しているとはいえない。30年後のことではなく、今から経済の構造も産業のあり方も、我々の生活のあり方もすべて塗り替える、大きな目標を打ち出した。じわじわと日本を変えていく」と興奮を隠せない様子だ。

 さらに「日本の政権の中で、成長戦略の柱に環境を位置付けたのはおそらく初。環境相としては新たな時代が来たと認識して、しっかり責任を果たしていきたい」と意気込んだ。進次郎氏が燃えるのも無理はない。

「菅内閣誕生で、環境相続投となったものの、記者から『ポエム答弁』『中身がない』と散々です。もともと〝追試的〟な意味合いでの続投だっただけに、見せ場になると踏んでいるのでしょう」(自民党関係者)

 ただ、このエネルギー政策の転換は野党勢が声高に主張してきた政策でもある。それだけに「どう解決するかの具体策もない。より明確なビジョンを示し、委員会では個別テーマでしっかりと問いただしていきたい」(立憲民主党の枝野幸男代表)と手厳しく、その矛先は国会論戦で進次郎氏にも向けられることになる。

 出番と勇んだものの、また〝ポエム〟を連発してしまえば、株はさらに下げかねないが…。