韓国の人気グループ「BTS(防弾少年団)」が所属する芸能事務所「ビッグヒットエンターテインメント」の株価が上場後に大幅下落したことで、投資した日本人ファンの〝被害者〟が心配されている。

 同事務所が韓国取引所に上場したのは15日のこと。すると、公募価格13万5000ウォン(約1万2400円)をはるかに超える35万ウォン(約3万2000円)の初値を付け、時価総額が一時11兆ウォン(約1兆円)にも上った。

 ところが、16日には〝暴落〟。前日比22・29%安の20万500ウォン(約1万8800円)で取引を終えた。最高値より40%以上大幅下落した格好だ。

 関係者によると「公募時に取得できなかった個人投資家の買いが殺到して高値をつけましたが、こうなることを見越して一部投資家が売り抜けたのでは? 日本でも主要ネット証券で取り扱っているため、応援しようと買ったファンは少なくなさそうです」と話す。

 ネット上でも「日本人のアーミー(BTSファン)は大丈夫か」「被害者は多そう」などと心配する声が上がっている。