マグナム北斗が矢野阪神に巨倒エール「エース菅野潰したら報奨金や!」

2020年10月11日 14時50分

矢野阪神に毒舌エールを送ったマグナム北斗

 ペナントレースも終盤戦。悪戦苦闘の矢野阪神に、〝ナニワの暴言大将〟マグナム北斗(57)が“毒舌エール”を炸裂だ。伝説の男優は少年時代からアンチ巨人で長年、阪神を愛し続けている。そんなマグナムの歩んだ波乱の?虎人生も聞いた。

 ――神戸出身で子供のころから阪神ファン

 マグナム:阪神子供会に入っていました。当時は小学校の校門前で入会チラシを配ってましたからね(笑い)。甲子園には小学3年くらいから1人で阪神電車で行ってましたよ。子供は巨人戦以外は内野はただ。アルプスも開放していなかったんで、酔っぱらいのおっさんくらいしかおらんかったですよ(笑い)。

 ――アンチ巨人だった

 マグナム:僕は巨人のV9(1973年10月22日)も甲子園で見てるんです。長嶋は骨折で出てなくてメンバーぼろぼろで、これに負けるわけないと思っていたら0―9で負け。悔しいてねえ。あのころはON全盛で、何でもかんでも「長嶋さん」でしょ。「さん」付けしよるからそんなにえらいんか、野球が上手なアホなおっさんやんか、くらいに思ってましたもん(笑い)。巨人は気に入らんかった。だから巨人戦は燃えましたねえ。

 ――当時のヒーローは

 マグナム:江夏豊さん。あのふてぶてしさがよかった。9連続三振とか野球を1人でやるんですよ。ノーヒットノーランやってサヨナラ本塁打(73年8月30日、中日戦)って、すごいわ。

 ――85年に21年ぶりの優勝を果たした

 マグナム:僕が22歳で東京行ってアダルトデビューした年です。裸になって稼ぎ始めたら阪神が勝ちだしたんで、こないだ嫁はんに「阪神が勝ちだしたらまたアダルトやろかな」って言うたら止められました(笑い)。

 ――優勝時の東京の盛り上がりは

 マグナム:異常でしたよ。関東だと少数派ですけど、それまでのうっ憤がある。僕は撮影で神宮に行けなかったんです。でも気になって仕事にならんから撮影やめて家に帰ってテレビで見て、歌舞伎町に繰り出して阪神好きの連中と居酒屋で騒いでたんです。新宿なんで街にパ・リーグの「西武優勝おめでとう」なんて書いてある。朝方、西武ファンの客から「たまに勝ったからって調子乗るんじゃねえよ」と言うのが聞こえてきたんで「今、何言うた!」ってもめた。警察が来て捕まって、昼3時まで拘束されました(笑い)。その日の撮影にも遅刻ですわ。

 ――まさかの大乱闘!

 マグナム:その前にも東京の居酒屋で働いていた時、僕が阪神ファンだと言ったら客に「へえ~。PLより強いの?」って言われて「何を言うてんねん!」ってバコーンどついたり(笑い)。88年くらいかな、男優時代に付き合っていた女と東京ドームに行ったら、女がオレンジのハッピを着てきよった。それで「お前、何考えてんねん。すぐ脱げ!」「なんでよ! 野球は巨人でしょ」ってケンカになってもめて、そのまま帰ったこともありましたね。チケットはその辺にいてたおじいさんにあげてね。以来、ドームにはプロレスでしか行ってません。

 ――それほど大きな存在だった

 マグナム:負けると次の日まで気分が悪くなる。ダンカンさんに言われたんですけど「負けたら悔しいけど、それを我慢する。そしたら勝った時の喜びが何倍にもなって返ってくるよ」って。もはやマゾですよ(笑い)。アダルトをやめて漫才をやってた時も阪神戦があったら仕事休んでました。

 ――暗黒時代が長かった

 マグナム:中村勝広さんも6年やってまともやったんは1年だけ(92年)ですもん。村山実さんの時の少年隊(大野、和田、中野)とか、野村克也さんのF1セブンとか、無理くりでしょ。そりゃ勝てん思いました(笑い)。打撃30傑の一番下に新庄剛志と桧山進次郎が並んでるし、それが3、4番ですからどんだけ弱いねんって(笑い)。

 ――2003、05年にも優勝を果たす

 マグナム:03年は関西の実家で地味に1人で喜んでいましたね。しんみりというか、相手の結果待ちだったんで、待っている間にテンションが落ちついてしまって、決まった時には酔うてベロベロですわ。05年もうれしかったですけど、そのころはそこそこ上位にいるのが当たり前になってましたね。

 ――交流のある選手は

 マグナム:現役時代の岡田彰布さん。新宿で行きつけの店のマスターが岡田さんと知り合いで、よく飲んでたんです。店で酔った客にサインに求められても「プライベートや…」って断る。朝まで六本木を連れ回されて「わしらこれから仕事や。お前も見にこい」って言うから試合に行くと、岡田さん、あんだけ酔うてたのに4打数4安打。かっこええーなー(笑い)。

 ――今季も苦戦が続く

 マグナム:藤川球児が巨人に勝たないといけないと引退会見で言うたでしょ。外国人選手にはわからんかもしれんけど、他の日本人選手は何かを感じないといけない。巨人に勝つのと他のカードで勝つのとでは意味が違う。残り試合、巨人に全部勝って、ヨソに負けての2位なら来年頑張れ、とファンは言いますよ。巨人に負けたら夢も希望もないですよ。

 ――エース菅野にやり返さないといけない

 マグナム:菅野にピッチャー返しで顔面当てたら報奨金出すとかね(笑い)。ケンカやなくてバットでね。俺がカネ出してもええ。店のお客さんで「菅野撲滅基金」を募ってもいいですね(笑い)。

 ――そんなに嫌い!?

 マグナム:ドラフト蹴って巨人行くやつは許せないんですわ。行きたくても行けないやつはいっぱいいてるんや。入団の経緯からして気に入らん。浪人して無理やり行っている選手がいるのは巨人だけでしょ。

 ――今後も阪神とともに歩む

 マグナム:たばこのラッキーストライクと野球は浮気したことない。女性関係はいっぱいしましたけどね(笑い)。どんな状況になっても見ていくでしょうね。

☆まぐなむ・ほくと(本名・平地宏二)=1963年3月23日、神戸市出身。78年に自衛隊に入隊。その後はバーテン、ラーメン店、DJなど職を転々とし、85年にアダルトビデオに出演。5年間で500本以上の作品に出演し、トップ男優となった。引退後は漫才コンビを結成するなど芸能活動やアダルト作品プロデュースで活躍。現在は2016年8月に大阪・ミナミにオープンしたスナック「与太ばなし」(大阪市中央区千日前1―6―7 日宝阪町ファイブビル5階)を経営するかたわら、道頓堀プロレスのリングアナを務める。ユーチューブチャンネル「MAGNUM TV」も開設している。