ほんこんが語る相方・板尾との特殊な関係「コンビが弾けなかったのはアイツのせい」

2020年10月12日 06時15分

自著について語るほんこん

 お笑いコンビ「130R」のツッコミ担当・ほんこん(57)の新著「コロナと国防」(ワニブックスPLUS新書刊)が好評発売中だ。近年は板尾創路(57)とのコンビでの活動が減る一方で、ピンではテレビのコメンテーターやユーチューブで情報を発信。政治、経済、外交と多様なジャンルの問題に切り込み、話題を呼んでいる。国を憂う〝国士〟の顔と芸人の顔。そんなほんこんに迫った。

 

 ――ピン活動で注目を集める一方で、コンビでの活動は休止中

 ほんこん ほぼやってませんね。「ザ・プラン9」の舞台に板尾と出る予定もあったんやけど、コロナで飛んだんですよ。俺はネタが活動やと思ってて、コンビでテレビ出てたら活動かっていうと、ちょっとちゃうと思う。だから、活動休止って言われると「俺らだけちゃうで」って思いますね。

 ――板尾について

 ほんこん 年に1回会うかどうか。ネタやってなかったら、会って話すのも恥ずかしいし。

 ――どんな存在

 ほんこん 相方以上でも以下でもない。友達でもない。不思議なもんですよ、コンビなんて。何かやれば気にはなるし。ただ、みんな芝居がうまいっていうけど、俺からすれば板尾は板尾。うまいと思ったことない。イキって標準語とかでしゃべんなやって思う(笑い)。面白さは群抜いてたな。ただ、ウチ(のコンビ)がもっと弾けへんかったのはアイツのせい。弾けてくれへんから。めっちゃポテンシャル高いのに「それとこれとはちゃう!」みたいに分けよる。東野(幸治)とかも「何考えてるかわからへん」っていうけど、そこが面白いんかもな。ひょっとしたら、俺らが強要し過ぎただけで、ホンマは100点なんかもしれへんけど。

 ――今の若手芸人はどう映る

 ほんこん うまいけど緊張感はないんかな。その分、プラスの面白さは半減してるかもしれへん。今は規制も多いって言われるけど、ダウンタウンの松本(人志)さんなんて、自主規制があろうがなかろうが、その中でオモロイこと考えてた。やっぱり、コントに関しては「(ダウンタウンの)ごっつ(ええ感じ)」を超えるもんはない。DVD集持ってるけど、いまだに開けてない。必死やったしね。その時のこと思い出してしまう。

 ――よしもとブサイクランキングで殿堂入りしているが、同じ殿堂入りの「アインシュタイン」稲田直樹はどう

 ほんこん コロナにかかったってね。ウイルス入るねんな。キュッて曲がらんかったんやろか(笑い)。ま、俺らは木のバットやったけど、稲ちゃんは金属バットとか違うもんやわ。飛距離が違う。オモロイしね。やっぱり、オモロさも兼ね備えてないと1位にはなれん。同世代で戦いたかったな。でもね、みんな慣れやで。俺が(千原)せいじ見たときもビックリしたけど、今は普通に見えてる…ってなんでこんな話せなアカンねん。本のこと聞いてや、腹立つわ(笑い)。

 ――57歳になった。今後どうありたい

 ほんこん 噺家さんってええなって思う。年齢を重ねてもできる良さあるしね。コントは限られてくるから。舞台の芝居も好きで(藤山)寛美先生に憧れてるから、人情喜劇みたいなのもやっていきたいんやけど、吉本はあんまり投資してくれへん(笑い)。ただ、これからどういう風に風呂敷をたたんでいくかっていう視点で見たら、タモリさんは理想やね。

 ――政治家転向は

 ほんこん 誰も声かけてくれへんけどな。いつか出よか。おー、出る出る。「日本を変えます」とか言うわ。絶対勝てるとこに行って負けたら、それで何年か引っ張れるやろし。取材? おいでおいで(笑い)。


 ☆ほんこん 本名・蔵野孝洋。1963年6月16日生まれ。大阪市出身。NSC大阪校4期生。今田耕司との「ダブルホルモンズ」などを経て、板尾創路と「130R」を結成。「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)などに出演して人気者に。よしもとブサイクランキングでは3年連続1位を獲得、殿堂入りした。近年は政治的な話題をバッサリやって注目を集めており、ABCテレビ「正義のミカタ」など出演多数。