大ヒット曲「アイ・アム・ウーマン」の歌手ヘレン・レディさん死去 78歳 

2020年10月01日 16時56分

ヘレン・レディさん(ロイター)

 1970年代にフェミニズムの賛歌となった「アイ・アム・ウーマン(私は女)」の大ヒットで知られるオーストラリア出身の歌手ヘレン・レディさんが9月29日、自宅のあるロサンゼルスで亡くなったことが分かった。78歳。ヘレンさんのフェイスブック公式ファンページが公表した。

 ヘレンさんは60年代末に母国オーストラリアから米国に渡り、72年リリースの「私は女」でビルボードで全米1位を獲得。同曲でオーストラリア人として初めてグラミー賞を受賞した。

 他にも「デルタの夜明け」「アンジー・ベイビー」を合わせて計3曲が全米1位を記録。同トップ40には生涯で15曲がランクインした。

 今でこそカイリー・ミノーグやシーア、イギー・アゼリアら多くのオーストラリア出身歌手が世界的に活躍しているが、ヘレンさんが同国出身として草分け的存在だった。2015年には認知症と診断され、音楽活動から退いた。

 渡米後にニューヨークでシングルマザーとして苦労し、歌手としてブレークするまでのヘレンさんの人生を追った映画「アイ・アム・ウーマン」が先月公開されたばかりだった。同作品では同郷の女優ティルダ・コブハム・ハーベイがヘレンさん役を演じている。