故ダイアナ妃の苦悩が明らかに…超人気ドラマ「ザ・クラウン」の全容判明

2020年09月30日 16時07分

1986年5月に来日した故ダイアナ妃

 故ダイアナ妃が登場することで期待が高まるNetflixの人気ドラマ「ザ・クラウン」の第4シーズンの全容が明らかになった。嫁いだ先の英王室で孤立する同妃の苦悩を描いた作品で11月15日に世界同時配信される。

 同妃役に大抜擢された英新人女優エマ・コリン(24)は米ファッション誌「ヴァニティ・フェア」とのインタビューで「最初の登場シーンは彼女が16歳の時」と明かした。チャールズ皇太子がダイアナ妃の姉サラとのデートのため、姉妹の実家スペンサー家に迎えに行く場面だ。

「1話から3話は王室入りするまでの活発だったダイアナ妃を演じています。ルームメートと一緒にアパートで暮らす、いたって普通の女性。それが、一夜にして変わってしまう」とエマ。

 同誌によると、皇太子が12歳年下だったダイアナ妃と交際を始めた1979年当時は、親しかった大叔父マウントバッテン伯爵が休暇中のアイルランドで暗殺され、悲しみに打ちひしがれていた時期だ。

 また、人妻となった元恋人カミラ夫人への未練を捨て切れないまま30歳を迎えた皇太子には、「王室に相応しい妃探し」という社会的圧力がかけられていた。

 一方、プリンセスとして王室に嫁ぐことの意味を考え、恋に悩む十代のダイアナ妃にとって、自分が「大きな政略の中の人質にすぎない存在だった」とは考えも及ばないことだった。

 2人の交際がトントン拍子に正式発表されると、パパラッチからプライバシーを守るため、同妃は王室内に保護されるが、支援体制は何も用意されていなかったという。しかも、夫となる皇太子や新しい家族からは外部者として扱われ、さらには敵対者としてまで…。

 前出「ヴァニティ――」はダイアナ妃が常に愛情を求めた背景には、幼い頃の両親の離婚による家庭崩壊にあると指摘。エマは同妃が「ぬくもりに飢えていた」と分析したが、結局、結婚生活でも夫の愛には恵まれなかった。

「ザ・クラウン」はエリザベス女王の治世を壮大なスケールで描く英米合作ドラマ。世界で約1億9300万人の加入者を持つNetflixで2016年から3シーズン配信され、同配信サービスで最も視聴されたドラマとされる。これまでゴールデングローブ賞やエミー賞など多くの賞を獲得している。