俳優の高知東生(55)が28日、ツイッターで竹内結子さん(享年40)の早すぎる死について、自身の胸中を語った。

 17歳のときに母親が命を絶ったことを明かしている高知は、「竹内さんの件、自死遺児の俺は『子供がいたのになんで?』と目にすることが一番辛い。それは俺自身が一番知りたかった事。愛されなかった子供とずっと信じていた。心を閉ざしている時は、周囲の人が良かれと思って何を言ってくれても届かなかった。俺も愛されていたと思えたのは55歳になった今年のこと」とツイート。

 続けて「人は自分の頭で理解できない出来事に出会うと、何とか理解したいという作用が働いて想像で結論付けがちだけど、今の様な心が病みやすいネット時代は『理解できないけれどそっとしておこう』という練習を自分の頭にさせることも大切じゃないかな。残されたご家族の人生を最優先に考える練習とでもいうか」とネット上に飛び交う憶測について戒めた。

 また「お袋は自死したけど、俺のことを最後まで大切に考えてくれ、愛してくれていたと今は信じている。例えそれが真実でなかったとしても、自死遺児の俺にとって自分が心からそう思えるようになったことで、自分を赦せた。親の命綱になれなかった自分を責めてしまう子供もいる事を知ってもらえたら有難い」と残された竹内さんの家族を思いやった。