霊能者&住職が自殺STOP対談 竹内さん衝撃死の〝共鳴〟防ぐために

2020年09月28日 15時00分

緊急対談した山口氏と尾花氏(右)

 竹内結子さん(享年40)の衝撃死は社会的に影響が大きいだけに、共鳴して後追い自殺など負の連鎖を招きかねない。それでなくても、今年8月の自殺者数は全国で1849人、昨年同月比246人(15・3%)増だ。そこで、霊能者の山口彩氏と宗教法人「観音院」住職の尾花冬樹氏が、それぞれスピリチュアル観点と、仏教的観点から自殺に警鐘を鳴らす緊急対談を行った。

 山口氏:なぜ自殺が増えているのか。個々の事情はあるとは思いますが、社会的な背景として孤独が挙げられるでしょう。今はネット社会で殺伐としているうえに、コロナによって人と接する機会も減って誰かに相談もできにくい。霊視すると「どこに行っても孤独なら『無』になりたい」と思うようです。

 尾花氏:先生がおっしゃるように出口のない不安はあるでしょうね。芸能人の場合、表現者ならではのフラストレーションもあるかもしれない。コロナによってよりネガティブな方向にいっている側面はあると思います。

 山口氏:霊的な観点から言って、自殺は絶対にやめた方がいいですね。自殺願望のある方は「よく楽になりたい」と言うんですけど、私はこれまで楽になった霊体に会ったことがありません。むしろ苦しんでいる。首つりで死んだ方は、息が止まる瞬間「やらなきゃよかった。助けて」ともがくんです。死後もその苦しみが続きますし、飛び降りの場合は、苦しむから「まだ死んでいない」と思って、死んでも何度も飛び降りを繰り返す。ちなみに、自殺すると、人は生まれ変わることがほとんどできないことを強調しておきます。霊能者が浄化させてしかるべき場所に導かないと、そこにとどまってしまう。

 尾花氏:仏教的にも良くないこととされています。娑婆(しゃば)という言葉がありますよね。一般的には俗世間を指しますが、もともとは仏教用語で、現世というお釈迦様から与えられた修行の場のこと。それを自らの手で放棄するのですから、愚かな行為に変わりはありません。やはり想像力を働かせてほしい。本当にその悩みが、自分の命と引き換えにするほどのものなのかどうか。

 山口氏:おっしゃる通りですね。もし命を絶ちたくなったら、30分でも1時間でも考えてみることです。子供のころを振り返ってみてもいい。実際、命を絶つときは突発的にスッと自殺したくなる「魔の刻(まのこく)」というのがあるんですよ。そこをズラすだけでも、自殺の思いがうせる効果があります。

 尾花氏:周囲もその人の変化に気づくことが大切ですね。

 山口氏:はい。霊的にはSOSのサインを受け取っていますからね。ただ、どうしても人は「まさか」という思いがあるから打ち消してしまう。だからこそ、普段から優しい気持ちで人と接してほしい。「大丈夫?」と声をかけるだけでも、人は案外、踏みとどまれます。昔は、それこそご住職や近所の人に気軽に相談できるお寺というコミュニティーがあったんですけどね。

 尾花氏:そうですね。でも、お寺や神社に行くことはオススメしますよ。どんなお願い事をしてもいい。宝くじ当たりますようにでも、受験に合格しますようにでも。そんなお願い事をした帰り道に人は悪いことをしようとは思わないじゃないですか。前向きになりますよね。そんな気持ちが広がれば、自殺というネガティブな方向には向かいにくいと思う。

 山口氏:今悩んでいる人は、ぜひこの対談をヒントにしていただければと思います。


☆やまぐち・あや 神奈川県出身。3歳のころから心霊現象を頻繁に体験し始める。成人後、美容師として働くかたわら、お客の相談を受ける。その後、霊能力を仕事にすることを決意し、心霊研究所「正霊会」を設立。これまでに受けた相談件数は約5万件。並外れた霊能力と舌鋒鋭いアドバイスで、政財界から芸能界、スポーツ界など幅広い顧客から支持されている。HPは【https://enishi.fanmo.jp/】。

☆おばな・ふゆき 1969年2月6日生まれ。埼玉県出身。2013年から本山修験宗聖護院門跡末寺 小淵山正賢寺観音院の住職を務める。HPは【https://www.kannonin.com/】。