米トライベッカ映画祭が来年から「ゲーム賞」創設

2020年09月25日 20時41分

 毎年春に米国・ニューヨークで開催される「トライベッカ映画祭」が来年から優れたコンピュータゲームに贈る「ゲーム賞」を設立すると主催者が24日、明らかにした。主要な映画祭でゲームソフトを授賞対象にするのはトライベッカが初めてだ。

 米芸能サイト「ハリウッド・リポーター」によると、新たな賞の設立にあたり、名作ゲーム「メタルギア」シリーズなどで知られる日本人ゲームデザイナー・小島秀夫氏や、ゲームジャーナリストでテレビ番組司会者のジェフ・キーリー氏らがアドバイザーを務める。

 同映画祭の共同創設者で映画プロデューサーのジェーン・ローゼンタール氏は「ゲームクリエーターたちが独自のユニークなストーリーやキャラクター、伝説や言語を使い、夢中にさせてくれる世界をいかに創造しているのか、それを知ることはとてつもなく素晴らしい。そのような作品は称えられるべきだ」と同賞の創設理由を述べた。

 ストーリー性の向上やグラフィックの進化が目覚ましいコンピュータゲームにトライベッカが注目。2011年の映画祭で初めてゲーム作品となる米ロックスター・ゲームスの人気アクションアドベンチャーゲーム「LAノアール」を紹介し、話題を集めた。

 それから10年にあたる来年、「ゲーム賞」の創設を決めたというわけだ。

 トライベッカは他の主要映画祭と違い、これまでインディペンデント作品の普及に力を入れ、新人監督やインディペンデント監督の作品を積極的に選出。製作のための資金援助や企画開発も行っている。

 米国ではサンダンス映画祭、サウス・バイ・サウスウエストと並ぶ3大映画祭の一つに数えられる。