ミュージカル「ビリー・エリオット~リトルダンサー~」の公開舞台稽古が14日、都内で行われ、主人公・ビリー役に選ばれた4人の子役がお披露目された。

 同舞台は、2000年に公開された映画「リトル・ダンサー」をエルトン・ジョンの音楽でミュージカル化した作品。

 1500人の中からオーディションを勝ち抜いたのは、川口調(12)、利田太一(12)、中村海琉(かいる=11)、渡部出日寿(でにす=12)。

 合格したときの心境を聞かれ、川口は「選ばれた時はびっくりした。でも日にちがたつにつれて、僕は選ばれし者なんだなという意識が出てきて自信が持てるようになった」と振り返った。

 新型コロナウイルスの影響で、稽古はリモートでも行われていたという。

 中村は「本番で使う小道具の代わりを家にあるものでやったが、似た家具を探すのに一苦労だった。いざ稽古場に来て実際の小道具を使うと全く違うので戸惑ってしまい、慣れるのに時間がかかった」と話し、「タップダンスが得意なので、お客さんにタップで楽しんでいるところを見てもらいたい」と意気込んだ。