将棋の藤井聡太二冠(18)が12日、将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦の二回戦第三局で、豊島将之竜王(30)と対局した。藤井二冠は序盤、中盤と果敢に攻め込んだが、終盤に豊島竜王に逆転され、敗れた。

 試合後、藤井二冠は「途中見落としがあって少し内容的にまずかった」と振り返った。藤井二冠は、豊島竜王との公式戦の対戦成績は5戦5敗。

 この日勝利した豊島竜王は「(藤井二冠に)5連勝はたまたま。最近はどっちに転んでもおかしくない試合ばかり」と接戦の末の勝利だと語った。藤井二冠に対しては「元々、才能のある方だと思っていましたが、ここまでのスピードで強くなるとは予想していなかった」と、その強さに敬意を表していた。