伊勢谷容疑者逮捕を受け「とくダネ!」で大麻使用の是非を議論 小倉智昭「手を出しちゃいかん」

2020年09月09日 11時31分

左から古市氏、小倉、デーブ氏

 9日放送の朝の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ)では、8日に大麻取締法違反の疑いで逮捕された俳優・伊勢谷友介容疑者(44)の話題を取り上げ、コメンテーターの社会学者・古市憲寿氏(35)を中心に、大麻使用の是非について議論を戦わせた。

 社会学者の古市憲寿氏(35)は「日本は歴史的に見ればGHQが禁止したが、当の米国は大麻を解禁した州があり、世界的に見ても医療大麻を認めている国が多いという中で、日本だけが大麻を使った人を極悪人のように裁くのは、そろそろ時代に合わなくなってきているのかな」とコメント。

 その後も、社会問題に取り組む伊勢谷の姿勢を「筋が通ってきた人なのかと見てきて思いました」と評価。今回の逮捕報道を受けて「結局、大麻って大丈夫なんじゃないかという考えが広まる可能性もある」と、警察の取り組みが皮肉な結果を生む可能性を指摘した。

 このところ、ネット上を中心に、大麻はたばこより害が少なく取り締まる必要はないという趣旨の〝大麻解禁論〟が広がっており、大っぴらに大麻礼賛をする芸能人やミュージシャンも出てきた。だが、いまや中学生の間にも薬物汚染が広がっており、当局は警戒を強めている。そんな矢先、番組はあえてタブーに切り込み、まずは根本から議論しようと試みたわけだ。

 だが、米国の事情に詳しいテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏は「芸能界はいずれ復帰できる。でも、せっかくの社会活動はどうしても行政や大企業が絡んでくるので、大麻を使えばそれらが台なしになる」と、伊勢谷容疑者の愚行をとがめた。

 米国の一部で大麻が解禁されていることについて「犯罪組織に資金を流さない、警察の人員を割かないで済むという合理的な理由でやっている。日本はまだ逮捕者が少ないので、まだ止められるという考え方はある」と、やむなく解禁していると説明した。

 また、法科学研究センターの雨宮正欣所長は「体に悪い影響がないわけではない。妊婦には催奇形性がある。他人に迷惑かけないと主張する人がいるが、他人を傷つける犯罪の原因になる可能性がある」と指摘し、大麻は害が少ないとの声に反論した。

 そして、司会者の小倉智昭(73)は「他の国がどうであろうと、日本では法律的にやってはいけない薬物にあたる。自覚から言って手を出しちゃいかん」と厳しい口調で、これまで散々、環境問題などについて御託を並べてきた伊勢谷容疑者を断罪した。