俳優・伊勢谷友介容疑者(44)が8日、大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、昨年4月に開校されたLoohcs(ルークス)高等学院(東京・渋谷区)がコメントを発表した。

 伊勢谷容疑者は教育に関心を持ち同校の学長を務める。既存の学校や教育システムになじめない「問題児」「変わった子」とされる子供の夢や才能を伸ばすことを目指していた。

 同学院のサイトでは、「Loohcs高等学院学長、伊勢谷友介の逮捕に関して」と題し、「本日、当社Loohcs株式会社の取締役でありLoohcs高等学院学長の伊勢谷友介が逮捕されたという報道がございました」と報告。

「現在、当社といたしましても事実確認を進めており、対応を協議しております。現時点で当人とは連絡が取れておりませんが、新たな事実関係が明らかになり次第、速やかに発表させて頂きます。まずは学生、保護者のみなさま、株主、関係者の皆さまに大変ご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

「伊勢谷とは、2年前より、Loohcs高等学院の運営において、ビジョンやミッションの構築において助言を受け、教育理念をともに作ってきたと認識しております。また、Loohcs志塾においては、ホームページに掲載するなど広報の一翼を担ってきたと認識しております。その伊勢谷がこうした事態を招いておりますことにつきましては当社としても誠に遺憾であり、また教育事業を行うものとして、その責任を痛感しております」と記した。

 同学院で学ぶ学生にとっては学長の逮捕でショックを受けていることは容易に想像できるが、「学校の運営に関しては、特別授業などを除いて通常時に学長である伊勢谷が関与しておらず、現在の運営においても伊勢谷の逮捕による実務的な影響はございません」とし、「学生への心理的影響を少しでも和らげられるように、教員一同で取り組んでまいります。こうした状況にいたりましたことを、重ねてお詫び申し上げますと共に、なにとぞご理解を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます」とコメントした。