頸椎完全損傷で治療中のプロレスラー・高山善廣(53)の妻が8日、髙山の公式ブログを更新し、リハビリの近況を報告した。

 先日、腕や肩の運動を行った高山に、トレーナーが「ベンチプレスの動きをしましょう!」と提案。ベンチプレスの台の上に寝かせてもらい、補助してもらいながらバーを上げる動きをしたという。

「懐かしのベンチ台!」とベンチプレスに挑戦する写真を投稿し、「学生の頃から合わせたら、今まで何万回、何億回、持ち上げてきたんでしょうか?ケガする前は200キロ前後を上げていたそうです」とかつてのパワーあふれる姿を思い起こした。

 そしてこの後〝奇跡〟が起きる。「今回は、10キロのバーだけ。補助付き。なのに、あら不思議。持ち上げるのに合わせて、感覚がなくて力が入らないはずの腰やお尻のあたり、脚の方まで、反応があるのです。ほんのカスカな動きなのですが、明らかに反応してるのです」と力が入らないはずの部位が動いたのだ。

「バーを持ち上げる動きに合わせて、ブリッジするように踏みこんでいました。動かせなくなっても、身体は動きを覚えてるんですね」とその時の状況を説明。

「身体に染み込むほど、ベンチプレス、上げてきたんですね、この人はっ!!トレーナーの方たちとみんなで、驚きつつ、ちょっと感動してしまいました」と高山の〝レスラー魂〟とリハビリの順調さをつづっている。