ジョー横溝氏の新ネットメディアに注目 アーティストの力で新時代を切り開く

2020年09月07日 14時00分

ジョー横溝氏(「君ニ問フ」提供)

 先月19日に立ち上げられた新しいネットメディア「君ニ問フ」が、音楽業界を中心に話題だ。ロックバンド「LUNA SEA」「X JAPAN」のギタリスト・SUGIZO(51)、ダンスボーカルユニット「AAA」のメンバーでソロとしても活動するSKY―HI(スカイハイ=33)など、多くの有名アーティストが賛同している。 同サイトの編集長を務めるのはラジオDJ・ジョー横溝氏。扱うテーマは音楽、アート、社会問題が中心で、重要だと思われる1つのトピックに絞り、1か月から数か月のペースで、アーティスト、ジャーナリスト、スペシャリスト、読者が「問い」に対する答えを探す。

 最初の問いは「コロナ禍と表現者たち」というテーマ。3か月かけて、15人のアーティストにインタビューを行った。

 ジョー氏は「みんなが考えることができる場をつくりたい、というのがきっかけでした」と立ち上げの経緯を話す。多くの情報がネット上に氾濫する時代に、あえてテーマを絞り、時間をかけてゆっくりと考える。このため、「スローメディア」と名付けたという。

「君ニ問フ」では「アーティストの感性」を重視している。

「アーティストの創造力というのは、新しい時代を作り出すためには必要だと考えます。無から有を生み出すパワー、世間に訴える力というのは、ジャーナリスト、スペシャリストにはできないものです」

 現在の日本社会では、アーティストが社会的な問題に対して発言することを嫌う風潮もある。最近では、検察庁法改正案の強行採決にツイッターで反対の声を上げた小泉今日子が批判されたのが記憶に新しい。ジョー氏は「そういう風潮も、この『君ニ問フ』を通じて変わっていけばいいと思っています」と強調した。新たな時代のメディアとなるか――。