メッシ〝バルサ残留90%説〟は信じられるか くすぶる大型トレード&移籍金減額放出

2020年09月04日 05時15分

母国からバルサ残留報道が出たメッシだが…(ロイター)

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の退団騒動でスペイン1部バルセロナが準備する〝マル秘戦略〟とは――。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーと合意報道が出るなど、メッシ側はあくまでバルサ退団の意思を貫く構え。一方のバルセロナ側は7億ユーロ(約882億円)の移籍金を求めつつも、フリー退団を阻止するため、現実的な選択肢を模索し始めている。

 メッシの退団騒動に進展があった。代理人を務める父のホルヘ氏がバルセロナに足を運び、同クラブのバルトメウ会長と直接会談。同会長は、これまで通り残留を求めて契約延長のオファーも出したようだが、交渉は平行線のまま終わったとみられている。

 その後、アルゼンチンのテレビ局「TyCスポーツ」が「90%の確率でメッシはバルセロナに残る。(契約が満了する)2021年まで残り、その後に去ることを真剣に検討している」と報道すると、スペインメディアも追随する形で残留の可能性を報じた。

 ただ、バルセロナ側としてはメッシが残留したとしても契約満了で来夏にフリーとなり、移籍金ゼロで退団されては一銭にもならない。持ちかけた契約延長にも応じず退団の意思が固いと確認したならば、今後はメッシを使って〝商売〟をする方針に転換する可能性がある。

 まず予想されるのは本紙でも既報したように、7億ユーロに設定している移籍金の減額だ。英紙「テレグラフ」は「メッシは1億ユーロ(約126億円)で退団する可能性がある」と報道。メッシ側が翻意しなければバルセロナが妥協案を提示する用意があると指摘し、たとえ1億ユーロまで下げなくても3億ユーロ(約378億円)ならば資金力のあるビッグクラブが交渉に応じる可能性もあり〝バーゲンプラン〟は双方にとってメリットがありそうだ。

 また、バルセロナ側がメッシの穴を埋めるべく人的資源を求める計画もある。すでに海外メディアで報じられてきたが、スペイン紙「スポルト」も「メッシを連れてくることができるような解決策として、マンチェスターのクラブは3人の選手をトレード要員として挙げているようだ」と、メッシの移籍先として有力視されるマンCが大型トレードを画策していると伝えた。

 同紙はトレード要員の候補として、有望株のDFエリック・ガルシア(19)、ポルトガル代表MFベルナルド・シウバ(26)、ブラジル代表FWガブリエル・ジェズス(23)を列挙。バルセロナとしてもタダでメッシに退団されるより、戦力補強を検討するのは自然な流れと言える。

 ホルヘ氏とバルセロナによる会談は近日中に再び行われる予定で、急転直下で事態が進展する可能性も。今後の動向から目が離せない。