歌手で俳優の杉良太郎(76)が厚労省の健康行政特別参与に就任し28日、加藤勝信厚労相から委嘱状が送られた。また、長年の福祉活動の功績を称える「厚生労働大臣顕彰状」が送られた。

 15歳の頃から刑務所などの慰問を始め、厚生労働分野で約61年にわたって活動してきた。加藤厚労相から委嘱状を受け取ると「毎年やらないといけないことが増えている。正直なところを言うと、顕彰は重いなと思っています」と表情を引き締めた。

 2012年から肝炎対策国民運動特別参与としての活動を行ってきた杉。今回は健康行政特別参与に就任したことで「健康行政は幅広い。どこからやっていくのが効率が良いのか考えています。期待に応えられるようにどうするか、どう説得力をもってやっていけるか考えています」。

 健康という分野ではダンスに興味を持っており「健康のためには体を動かした方がいいけれど、動かしすぎも良くない。ダンスが学校で必修科目になっているのは日本だけ。学校に通っている生徒だけでなく、中年や高齢者に提供できないかと思っています」と意欲を見せた。