TBSの山本里菜アナウンサー(26)が新型コロナウイルスに感染したことが27日に明らかになった。

 同局によると、山本アナは26日にPCR検査を受け、27日夜に陽性と判明した。27日から軽い咳の症状が出ているが、発熱はないという。

 山本アナは「サンデー・ジャポン」に出演しているが、30日の放送は欠席する予定。山本アナは同番組を始め、多くのテレビやラジオのレギュラーを抱える人気若手女子アナだけに、局内にも大きな動揺が広がっている。同局関係者は「もう感染経路については調べようがない。ただ、山本アナと関係する部署に関しては、順次、PCR検査を行っていく」と早急な対策を講じている。

 前日にはサンジャポで共演する爆笑問題・田中裕二の新型コロナ感染もあったために、同関係者は「田中さんの場合は濃厚接触者は24日の月曜日までに接触した人間なので、その定義には山本アナは引っかからないが、念のためにスタッフも検査する予定です」と、接触があったサンジャポスタッフなども検査を行うという。

 そんな中、局内で危惧されているのが「アナウンス室のクラスター危機」だ。

「多くのアナウンサーが番組に出演しているため、クラスター発生ということになれば、番組が回らなくなる」と別の同局関係者は気をもんでいる。

 最近では、4月にテレビ朝日系「報道ステーション」の富川悠太アナ(43)が新型コロナに感染したことが記憶に新しい。

「このご時世、テレビ局というのは世間のバッシングを浴びやすい。対策した上での感染自体はやむを得ないが、クラスター発生ということになれば、大きな波紋を呼ぶでしょうね」(前出別の局関係者)

 感染が広がらなければいいが…。