所属事務所が変わったフリーアナウンサーの田中みな実(33)に、女優の〝再生〟も期待されている。広末涼子や有村架純らが所属する芸能事務所「フラーム」に移籍した田中。自身の夢である女優転身を目指すが、同じ事務所に所属する唐田えりか(22)への移籍波及効果も注目される。東出昌大との不倫騒動後、休業に追い込まれている唐田の今後は、田中の存在がカギを握っている――。

 田中は2014年にTBSを退社。その後、宮根誠司や羽鳥慎一らがいる「テイクオフ」に所属していたが、広末、有村、戸田恵梨香らを抱える〝女優専門事務所〟に移籍した。

 フリーとなってからは司会などにとどまらず、女優業にも進出。今年4月期の「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)では、秘書役を熱演。眼帯姿で大暴れする姿は〝怪演〟と話題となり、女優としての評価も高めた。

 女優転身を熱望する田中の意向を受けた芸能界の実力者が移籍を実現させ、NHKの大河ドラマ、朝ドラ出演に照準を置いていることは本紙既報の通りだ。

 昨年12月に発売した写真集が累計70万部超の大ヒットとなり、CM契約数も増えている。新事務所にとっても田中の加入は、いかにもメリットが大きそうだが、意外な面でも期待されている。それは――。

 東出との不倫騒動で事実上の休業を余儀なくされている唐田の〝復活〟だ。

「唐田は不倫騒動で女優生命の危機に瀕していますが、本人は引退する意向はなく、事務所側が演技力を高く評価しており、復帰を模索している。ただ、復帰となれば不倫騒動を蒸し返されるのは間違いない。そんな中で引くてあまたの田中みな実の〝バーター〟としてドラマや映画に出演させようとする動きがある」(芸能プロ関係者)

 不倫騒動で事務所は唐田を一貫して守っており、厳しい論調で報じた媒体に対して、別の所属タレントの会見を出禁にしたこともあった。

 ただ、チョイ役で出演させるにしても、唐田は不倫騒動で激しいバッシングを浴びている最中。いろんな意味で注目される復帰作は、マスコミの扱いで主演を食う可能性が大だ。他の事務所の女優なら共演を嫌がるだろう。そうなると唐田の事務所がキャスティングに口を出せる作品がベストということになる。

「事務所の女優が主演クラスならば口を出しやすいし、バーターで出演させることも可能。ただ、広末、戸田、有村ら先輩女優にすれば自分のイメージに傷がつく危険もあり、バーターを嫌がるのは当然です。そこで所属したばかりで、オファーが殺到中の田中の名が挙がっている。唐田を生かす演技ができれば、田中の評価はさらに上がるでしょうね」(前同)

 不倫騒動で意気消沈しているという唐田。オリエンタルラジオ・藤森慎吾らとの熱愛報道で、〝スキャンダル耐性〟のある田中なら、共演時にフォローもできそうだ。

「局アナ時代は『嫌いな女子アナランキング』の常連だった田中ですが、今や『女性の憧れ』になるほどの大逆転をして、女優として成功しようとしている。そんな田中の言葉は、女性に嫌われてしまった今の唐田に響くのではないでしょうか」とは芸能関係者。

 田中にとって、いろんな〝使命〟を持った電撃移籍だったようだ。