掛布雅之氏が関西フィル支援訴え「心の笑顔を忘れないために」

2020年08月19日 18時02分

「ONE KANSAIで『関西フィル応援プロジェクト』」の発表会見に登場した掛布氏はバットとグラブにサインを入れて提供した

 阪神OBの掛布雅之氏(65=HANSHIN LEGEND TELLER)が19日、大阪市内で行われた関西フィルハーモニー管弦楽団を支援するクラウドファンディングプロジェクト「ONE KANSAIで『関西フィル応援プロジェクト』」の発表会見に登場した。

 同プロジェクトは、新型コロナ禍で演奏会が中止・延期となり、約2億円の経済損失を被っている関西フィルの活動資金を得るため、関西に縁のある人や企業がお礼の品を提供し、寄付を募るというもの。

 プロジェクトの発起人で、同楽団の首席指揮者を務める藤岡幸夫氏(58)と親交の深い掛布氏は、二軍監督時代に実際に使用したユニホームや、現役時代の掛布仕様オーダーメイドバット、グラブのレプリカにサインを入れ提供した。

 藤岡氏から「実は掛布さんはめちゃくちゃ音楽が好きで、10年ほど前に意気投合しました。素晴らしい人柄で、『これ、あげる』ってマフラーやサングラスをくれるので、クラウドファンディングの話をしたら、案の定『いいよ』って言ってくれました」と感謝されると、「藤岡さんは僕の性格を見抜いてる。藤岡さんが巨人のピッチャーだったら、僕は一本もホームランを打てなかった」と笑った。

 コロナ禍により、音楽界だけでなく球界も大変な状況が続いている。掛布氏は「先日、センバツで選ばれた高校生たちが代替試合という形で、甲子園でゲームをやった。子供たちの涙でなく、野球がやれる笑顔が印象に残った」と話すと、「僕も二軍監督時代、一軍に上がって叩きのめされて、二軍に戻ってくる選手を数多く見てきましたが、その選手たちに『顔の笑顔は必要ないけど、心の笑顔は最後まで持ち続けないと、自分の野球が終わってしまうよ』と言葉をかけた」と二軍監督時代を回顧。

 続けて「藤岡さんの指揮する関西フィルの音も、あれだけいろいろな楽器の音が一つになり、僕の体に響いてきた。甲子園の左のバッターボックスに入って〝掛布コール〟を聞いているような激しい音だった。心の笑顔を忘れないためにも関西フィルの音楽は必要。関西フィルのために、みなさんもご協力いただきた
い」と協力を訴えた。