「半沢直樹」の舞台裏で炸裂する香川&猿之助の〝即興コント〟 その時、堺雅人は…

2020年08月19日 11時01分

堺雅人㊧と香川照之

 テレビ界で飛ぶ鳥を落とす勢いの人気なのが香川照之(54=市川中車)と市川猿之助(44)の〝歌舞伎役者コンビ〟だ。この2人ががぜん、注目を浴びるキッカケとなったのは、高視聴率を叩き出しているドラマ「半沢直樹」(TBS系)。撮影の舞台裏では芸人顔負けの〝アドリブコント〟が繰り広げられているというが…。

「東京中央銀行の大和田取締役を演じる香川と、証券営業部部長の伊佐山役の市川の顔芸、大げさ過ぎる演技とセリフ回しに、視聴者は大興奮させられた。計5回の世帯視聴率が全て20%を超えているのは、堺はもちろんですが、香川と市川の力によるところも大きいと思います」(キー局関係者)

 今やテレビ界で絶大な人気を誇る2人。当然、今後はドラマはもちろん、テレビ局製作の映画などの出演依頼が殺到していると思いきや、意外にもオファーは全てバラエティー番組からだという。

「もともとバラエティー班は〝旬の人〟を押さえに行くのもが仕事なわけです。演技力がズバぬけているのは当然なんですけど、むしろ2人の隠された芸人的な素質に注目しているんです」(放送作家)

 歌舞伎という伝統芸能の世界に生きる香川と市川は、実は意外にも知る人ぞ知る超お笑い通だ。

「時間があれば2人でコントや漫才をやっているんです。あまりのレベルの高さに、あの明石家さんまや笑福亭鶴瓶たちが絶賛していたそうです」(事情通)

 そもそも香川と市川はいとこの関係で、同じ澤瀉屋(おもだかや)の役者。当然、普段から息もぴったりだったという。「半沢直樹」の収録現場では、こんな裏話も。

「待ち時間になると、2人は掛け合いを始めるんです。しかも、カメラが回っていないのにアドリブを連発し、これでもかと笑いを誘ってくる。しかも、驚くのは同じ演技は、どんなに受けようが絶対に本番でやらないんです。もっと面白い演技を用意している。まさに本物ですよ」(同事情通)

 2人の影響は他の役者にも影響を及ぼしている。ドラマ関係者が明かす。

「香川さんと猿之助さんの〝顔芸〟が凄すぎて、ほかの演者の芝居も引っ張られるようにどんどん大げさになっているんです。『はい、カット~』のあとにドッと笑いが起きることもしばしば。VTRチェックの時なんか、みんなニヤニヤしていますよ」

 ただ、そんな中で唯一、冷静を保っているのが主演の堺。撮影が始まるまでは周囲と和気あいあい談笑しているが、いざ演技が始まると目つきが豹変し〝半沢直樹〟に。香川や猿之介、そこへ副頭取役を演じる古田新太(54)が絡もうが、理性を失わず、自分が思い描く半沢像を忠実に再現するというから大したものだ。

「堺さんのオン・オフの切り替えに、賀来賢人さんや尾上松也さんら若手俳優も感嘆の声を上げています」(同)

 一流俳優による〝芝居合戦〟から今後も目が離せない――。