デーブが本紙に緊急提言 コロナ禍の経費削減にあえぐTV局を救う3大改革

2020年08月13日 11時30分

デーブ氏

 制作費削減に悩む民放キー局にデーブが緊急提言! コロナ禍で民放キー局の広告収入が激減し、フリーキャスターの安藤優子(61)を筆頭に、“リストラ”ともとれる大物の降板が相次いでいる。削減に走るばかりでクオリティー低下の危機が迫る中、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏(年齢非公表)が「3つのデーブ流改革案」を本紙を通じて提案した――。

 昭和、平成、令和と日本のテレビ界を見守り続けてきたデーブ氏だからこそ、コロナ禍で地盤沈下が進む現在のテレビ界を改革したいという思いは強い。

「このままだと、本当に日本のテレビはダメになっちゃうよ! やり方はいっぱいあるんだから、新しい手法をどんどん取り入れていかなくちゃダメだよ! 無駄が多すぎると思いますよ」

 あいさつ代わりに「CX(フジテレビ)の社食のラーメン頼んだら、いつも入っていたナルトがなくなっていた。こんなところ、削減してもしょうがないでしょ」とジョークを飛ばした後、「経費削減するなら、もっと効率の良いやり方がある」と真顔で提言した。

 1つ目の提言は「地方局制作のコンテンツを全国ネットで放送すること。キー局は変なプライドがあるから、地方に頼めない。でも、地方でもいい番組作ってるところ、たくさんあるんですよ」。

 特に大阪には良質コンテンツが多いという。

「例えば、読売テレビの『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』ね。あれは、東京からもゲストを呼ぶぐらいだし、めちゃくちゃ面白いですよ。ああいう良いコンテンツがあるんだから、もっともっと連携して、地方局から全国発信してもいいんじゃないかな」

 2つ目の提言は「ラジオ番組の映像化」だ。「アメリカでは結構多い手法なんです。1時間番組のおいしいところだけつまんで(編集して)30分番組にしちゃう。カメラは2、3台で据え置きだから、制作費もかからない」

 デーブ氏が映像化を推奨するラジオ番組として例に出したのは「アフター6ジャンクション」(TBSラジオ)だ。

 新型コロナウイルスの影響により、これまでのようにタレントが多く出演する「ひな壇バラエティー」はソーシャルディスタンスを確保できないため、収録できなくなった。だからこそラジオ番組のような少人数トーク番組が、今後のテレビ界にも適しているのかもしれない。

 そして最後の提言は「女子アナの定期採用廃止」だ。「毎年毎年、女子アナをはじめ、アナウンサーにお金をかけて採用するのって無駄じゃないかなって思うんですよ。2年に1回とか、本当に有能な人だけを採用するとかにしたほうが、よっぽど効率が良いと思うんですけど」と真意を明かした。

 女子アナといえば「30歳定年説」がいまだにささやかれるほど、入れ替わりのサイクルが早い。力を入れて獲得しても早々にフリーに転身して、投資を回収できないケースもある。それならばその費用を番組制作に回したほうがいい、というのだ。

 テレビ局にはほかにも細かな無駄が多い。「テレビ局の台本とかも、紙の無駄ですよ。全部、タブレットでいいんだもん。そういうところも改革していかなきゃだめだよ! あとは再放送。良いコンテンツはどんどん再放送していいんだよ。そうすれば、コストダウンもできるじゃん。日本はコンテンツの二次使用とかも権利が複雑すぎる。もっと、簡略化しなきゃいけないよ」

 デーブ氏の提言はテレビ局に届くか?